エフトイズ「双発機コレクション」1からヘンシェルHs129を紹介したいと思います。
市販はトロピカル迷彩の a.Hs129B-2第2地上襲撃航空団第11飛行隊と、
写真の b.Hs129B-2第1地上襲撃航空団第11飛行隊の2種類で、
シークレットで75mm対戦砲を搭載したHs129B-3第9地上襲撃航空団第4飛行隊の計3種類出ていますね。
特徴的なのは装甲に覆われたコクピットの狭さで、全面の防弾ガラスが57mmもあり、射撃照準器がコクピットの外にあるという例の無さ。当然視界も狭くパイロット達からも不満タラタラでしたが、ソビエト侵攻作戦が始まって地上支援の必要性に迫られ投入したところ、大活躍をし始めます。
Hs129の名を高めたのは1943年7月から開始されたツィダレ作戦で、ソビエト軍戦車数十両を発見、大半を撃破し、側面を突かれて殲滅の危機にあったドイツ第四装甲軍を救うことになりました。
IL-2もそうですが、 上空からは戦車にとって一番弱い部分を狙い撃ちですから、戦車たちにとっては脅威ですよね。
占領下のフランスで製作のノームローンエンジン(700hp)×2という供給不足から生産機数も859機と少なく、Ju87ほどの活躍はできませんでしたが、地上軍からは救いの神的な存在であったのは確かなようです。
"空飛ぶ缶切り"の異名をもらったHs129ですが、ドイツ機らしい無骨さが特徴的です。
これも75mm砲ほどではないですが、下面に30mm砲を搭載して迫力があります。
Ju87と並べてみました。
双発ですが出力が少ない分、エンジンが小さいですね。
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