7月6日に起きたアシアナ航空の事故ですが、事故から3日経って、解明されてきたことも出て来ましたね。
アシアナ航空214便事故:2013年7月6日に仁川国際空港を離陸し、サンフランシスコ国際空港へ向かっていたアシアナ航空のボーイング777-200ER型機が、サンフランシスコ国際空港への着陸に失敗した航空事故である。この事故は1995年のボーイング777型運行開始以来、有償飛行における2度目の全損事故であるとともに、同型機初の死亡事故である。乗客・乗員計307人のうち大半は緊急脱出口などを使って脱出したものの、同航空によると中国人の女性乗客2人が死亡し、地元消防当局の話では181人が病院に搬送された。 ウィキペディア"アシアナ航空214便事故"
なんか出てきた情報によると、
・機体の異常に言及する会話は全くなかった。→機体の欠陥ではない。
・事故当時、サンフランシスコ空港28L滑走路は航法誘導装置が故障していた。→操縦士が手動で着陸を試みた。
・ サンフランシスコ空港28L滑走路は直陸が難しいことで有名→手動着陸は難易度高し。
・機体は尾翼部分が地面にぶつかった。→機体が長いB777の特性を把握していないパイロットの操縦ミス?
・アシアナ航空側は、機長は飛行時間1万時間以上の熟練者で、操縦していた副機長も9千時間以上であり、航空規則に厳格に適合していると強調 →実際は、副機長のB-777の操縦時間はなんと43時間だけ。離着陸はわずか9回目。同型機で同空港への着陸経験は初めて。しかも機長も初めての教官役!
・滑走路に進入する目標速度を2割以上も下回る時速190km/hだった。 →記者会見でアシアナ航空社長「すべての運航責任は教官役を務めた機長にある」(゚Д゚)ハァ?
・亡くなった死亡した中国人女子生徒のうち1人は、事故直後、現場に駆けつけた緊急車両にひかれた可能性がある。
などですね。まとめると、初めての教官役の機長と、わずかな飛行時間の副機長という怖いペアに加え、直陸の難しい空港で手動直陸せざる負えなかったという悲劇が乗客に降りかかったというところでしょうか。なぜそんな航路にペアを組ませたのか?本当に会社側に責任はないのか。疑問は大いに残ります。
いずれにせよ、1994年の初飛行から極めて優秀な成績を誇っていたボーイング777機の安全神話を崩壊させるものとなりました。これまで大事故を起こしていない機種はボーイング777とエアバス340の2機種だけですので、今回の事故は同機種にとって残念な初の死亡事故となりました。犠牲者の方のご冥福をお祈りします。
事故を起こしたアシアナ航空の同型機777-200ER
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