ウイングキットコレクションvol.13ではFw190A-4がラインナップされてます。
高速だけど搭載量が少ないいわば競走馬のようなBf109に較べて、爆弾、ロケット装備など騎兵軍馬のようになんでもこなすことができたのがフォッケウルフFw190Aでした。当時主力戦闘機であったBf109を補助するために、急遽フォッケウルフ社に開発が命じられ、パイロットでもある主任設計技師であるクルト・タンク博士の指揮のもと開発されたのですが、液冷エンジンも回してもらえず、空冷エンジンを搭載したデビューになりましたが、これが空軍省も予想外の高性能。合理的な設計とエンジン馬力に余裕があったため、改修を重ねつつ大戦を通じて一線機として活躍をしました。
当機は単なる高性能な戦闘機と言うだけでなく、量産性に配慮した設計のコンポーネント化や整備の容易さ、エンジン出力の細かな調整を自動的に行う装置の採用、構造的な強化などの配慮が盛り込まれており、パイロットだけでなく整備や当機に関わる全ての兵士に愛される機体であったとのこと。さすが自らがパイロットであるクルトタンク博士の設計です。
このスケールでは初となるA型の初期のA-4(A-3)の食玩化だそうですが、A−8型との外見上の大きな違いは武装強化による機首と翼上面のバルジ、カウリングの形状などでしょうか。
こちらがA−8型。機首の上面のバルジが違います。全長も16cmと、ほんのちょっと伸びてますが、1/144スケールだと1mmちょいの違い(笑)。
Fw190は、A型とD型で大きく形状が変わりますが、A型でも前期型の主力機とA-4,後期型の主力機のA-8と大別できると思います。
A-3でエンジンをBMW801Dgエンジン(1,800hp)搭載。20mm機関砲×4、7.92mm機銃×2の武装でしたが、これに(水メタノール噴射時2,100hp)搭載の出力強化型がFw190A-4になります。
でもFw190の魅力は戦闘爆撃機や長距離戦闘機型、ロケット弾ポッドやガンボットを翼下にぶら下げた武装強化型、魚雷搭載の対艦攻撃型など様々なバリエーションがあることだと思いますので、これらを食玩化して欲しかったところですね。次回に期待。
A. 第2戦闘航空団 第9中隊
|
|
|
この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。
コメント 0