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WKC13の五式戦について調べてみた。やっぱり空冷が一番!

 

五式戦.jpg
五式戦I型/甲型(ファストバック式風防)と乙型(涙滴型風防)

 ウイングキットコレクションvol.13の最後のレビューは、川崎五式戦です。三式戦飛燕に使い慣れた空冷エンジンを急遽搭載した型なので、正式名称はなかったそうです。”疾風”や”飛燕”などの日本側愛称も存在しません。あえて言うなら”飛燕改”という感じなのでしょうか。

  ドイツのDB601エンジンを国産化したくだりや、空冷にした時の工夫などはこちらの記事をご参照ください。

関連記事
→液冷エンジンを諦めた飛行機たち〜「飛燕」と「彗星」その1
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 飛燕から受け継がれてきた”ファストバック式風防”は視界の狭さで日本のパイロットたちからはやはり評判が悪く、1944年12月以降で新規で生産するものに関しては、日本機では一般的な"涙滴型風防"となりました。

 この空冷エンジンは、1500馬力級の金星62型(ハ112-Ⅱ)と呼ばれ、零戦54型/64型にも搭載される計画でした。五式戦はすこぶる評判が良いので、すでに戦線で活躍している飛燕にもエンジンを換装し直したと言われています。

 五式戦はI型とⅡ型に大別されますが、I型も便宜上前期生産型を甲型中後期生産型を乙型と呼び分ける場合があります。

 一般的には、 ファストバック型キャノピーを持つ機体を甲型(今回発売のもの)、涙滴型キャノピーに改良された機体を乙型とする説です。ウイングキットコレクションではこの説で製作されていますね。

さて、五式戦乙型ですが、1/144スケールは現在は売れ切れですが画像だけは見ることができます。
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  これとは別に五式戦Ⅱ型と呼ばれる機体があり、これは排気タービン搭載のエンジンを搭載する計画でしたが、試作機3機の生産に終わりました。

A. 飛行第59戦隊 第2中隊

Cap 921.jpg
 飛行第59戦隊は、一式戦「隼」を最初に装備した部隊として有名です。太平洋戦争開戦当初に華々しい戦果を上げました。マレー→シンガポール→パレンバン→ジャワ島攻略に参加し、1944年2月九州に撤退。三式戦闘機に機種改編し、その後五式戦へ変更。7月より本土防空任務につきます。



B. 飛行第111戦隊 第1大隊

Cap 920.jpg
 1945年の7月に編成された第112戦隊と共に最後の陸軍飛行戦隊です。大阪上空を4個中隊の五式戦と1個中隊の四式戦で防衛にあたりました。

C. 飛行第244戦隊 第3中隊

Cap 919.jpg

 244戦隊は、主として首都圏防衛の任務に当たっていて、特に皇居の警護を最重要任務としていたため「近衛飛行隊」と自他共に称していた有名な部隊です。1945年の5月から全機この五式戦になります。

 

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コメント 2

楽しく生きよう

飛行機の記事ほとんど無く車ばかりでしたのにおつきあいいただきありがとうございました。

佳い年をお迎え下さい。
来年もよろしくお願いいたします。
by 楽しく生きよう (2013-12-31 06:07) 

なんだかなぁ〜!! 横 濱男

いつも、ご訪問ありがとうございます。。
来年も、宜しくお願いします。
良いお年を。。
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2013-12-31 10:20) 

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