下面の塗装が終わり、下面だけスミ入れをしてみます。グレーのラインが出てきたことで、各型の違いが明確になりました。主翼下面の3種類の違いが分かります。ちょっとアクセントが強いので、スミ入れした後にもう一度、下面色を極々薄く吹きます。
今日は上面の濃緑色まで行いますが、1/144スケール専用のSWEETカラーの暗緑色がかなり明るい感じ。
スケールエフェクトを考慮したものなのですが、他の機体との兼ね合いも考えて、少し調合することにしました。
ちなみにこのスケールエフェクト、模型の場合、1/24で5%、1/32で10%、1/48で15%、1/72で
20%、1/144で30%
程度明度が上がるという結果が出ているそうです。模型が小さくほど遠くから見ていることになるので明るくなるという原理なのですね。
ちなみに三菱系零戦と中島系零戦は塗装や塗り分けに違いがあります。
こんな感じ。
カウリングの色が中島系がセミグロスブラック(Mr.カラー C92)で、三菱系がやや青みがかったカウリング色(Mr.カラー C125)の違いがあります。
また、胴体の濃緑色の塗り分けラインが違います。
中島の方が工場の規模が大きいので生産数も多いのですが、その分作りも雑だったようで、パイロットたちからは三菱系零戦が好まれたとの話も。しかし、それも最初のうちで、戦局の悪化に伴い工作精度が落ちていきました。
零戦21型の場合は中島製のプロペラスピナーが三菱製に較べて若干細く尖っています。 SWEETのキットではこれも再現して選べるようになっています。流石。
SWEETの零戦はモールドの再現率が半端ないのですが、食玩と比べると、ピトー管がない、コクピット内部やエルロンなどの布張りの表現がまったくない。といったところが違いでしょうか。
食玩の方はややオーバー気味に表現をしている感じです。
個人的にはSWEETの方でも別にいいのですが、主翼と胴体の接合ラインだけどうにかして欲しかったです。
尾翼もまとめて塗装します。
ついでに余った主翼も。
零戦はドイツ機と違って塗装バリエーションが少ないので楽といえば楽です。塗装2色で完成した気分。
この後、地獄のキャノピー窓枠塗りがまってます。しかも5機分・・・・。
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