今回出たのは「C」でしたので、付属のデカールで日本陸軍鹵獲機仕様にしてみました。
デカールの品質が良いのに驚きでした。ちょっと前までは厚ぼったくシールのようなイメージだったのですが、これなら実用に耐えられるレベルだと思います。
あっという間に組み上がりました。世界最初の実用引き込み脚だけあって、複雑な機構になっています。
さて、最大の特徴というか目を引く、その小ささですが、零戦と並べるとこんな 感じです。
外見のズングリムックリの機体ですが、安定性は大丈夫なのかという心配がありますが、やっぱり悪かったそうで、設計者のポリシーだそうです。
このI-16、実機でも全長6.04m、全幅8.88m と小型で、これが1/144スケールだと、約4cm×6cmという小ささ。それでもエンジンは零戦の栄21型エンジンに近い1,100馬力なのですが、最高速度は470Km/hと、零戦よりも小型軽量なのに遅いですね。空気抵抗の違いなのでしょうか。
この機体、世界最初の実用的な引き込み脚を持った戦闘機で、1932年の設計着手時には、複葉機全盛の中で、純片持式低翼単葉、純モノコック構造の胴体、引込脚、スライド式の風防、推力式単排気管など、新機軸を盛り込んだ意欲的な最新鋭の設計だったのですが、実戦で九五式戦闘機やHe 51など複葉戦闘機を性能的に圧倒したのもつかの間、直ぐに登場してきた九六式艦戦や零戦に見事にやられていく不運の戦闘機でした。
ガンダムで言うところの「ザク」のような扱いかと思いますが、9,000機前後の生産機数はやはり優れた機体の証ではあるのかなと思います。日本ではヤラレキャラなのですが、画期的な戦闘機でした。
シークレットは、スペイン空軍機でした。結構世界各国で使われています。
→このI-16をリペイントしてみました
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カウルというかエンジンの直径が大きい飛行機どうも違和感があります。
プロペラの推力が減りそうで。
by 楽しく生きよう (2014-03-29 09:30)
技術てんこ盛りには拍手したい機体ですね。
by 楽しく生きよう (2014-03-29 09:33)
★楽しく生きよう さま
こんにちは〜。違和感ありまくりですよね(笑)
高速な機体にはなるべく全長が短いほうが良いという設計者のポリカルポフのポリシーがこういうデザインを産んだそうですが。
by onemore (2014-04-01 16:43)
onemoreさま
I-16、私は結構好きな機体です。何より形が面白い。アメリカのジービーレーサー
http://ho-blog.blog.so-net.ne.jp/2014-04-04
がこのI-16の原型になったのではないかと考えています。
by hideta-o (2014-04-04 21:33)
★ hideta-oさま
こんばんは〜。
こんな珍しい機体まであるのですね!
スピリット・オブ・セントルイスは(・∀・)イイ!!ですね。
ジービーレーサーをみると確かに影響を受けている感じがします。
by onemore (2014-04-04 21:45)
onemoreさま
ポリカルポフI-16を入手。ジービーレーサーと比べてみました。
http://ho-blog.blog.so-net.ne.jp/2014-04-12
やはりよく似ています。ジービーレーサーのZが1931年、R-1, R-2が1932年なのでI-16と1〜2年しか時間差がありませんが、やはり設計の参考ぐらいにはなったのかもしれませんね。
by hideta-o (2014-04-13 08:10)