本日7月26日は「幽霊の日」です。
なんでも、1825年(文政8年)の今日、江戸の中村座で「東海道四谷怪談」が初演されたことにちなんでの記念日だそうです。
そういえば、落語でも歌舞伎でも怪談モノってジャンルが形成されるくらい量が多いです。
「能」も平家物語の亡霊モノが多いですし、日本人の死生観が古典芸能として確立されているのでしょうね。
話芸としての怪談噺って海外ではあるのでしょうか?気になります。日本独自の文化なのでしょうか。
文学としては、平安末期の『雨月物語』や『今昔物語集』にも収録されています。
また、落語にも怪談物があり『牡丹灯籠』・『怪談乳房榎』・『お菊の皿』・『質屋蔵』・『真景累ヶ淵』・『反魂香』・『もう半分』・『子育て幽霊』・『菊江の仏壇』などがあるそうです。
ま、落語ですので、面白いオチをつけたものもあり楽しめます。
外国人である小泉八雲(ラフカディオ・ハーン、Lafcadio Hearn)は古くから伝わる日本各地の怪談や奇談を収集し、自らの解釈にしたがって情緒豊かな物語に仕立て上げ、『怪談 (kwaidan)』(1904年)として一冊にまとめていますし、民話としての怪談も研究の対象となっているようです。
管理人的には子供の頃に見ていた新倉イワオの「あなたの知らない世界」が好きでした(笑)。 つのだじろうの『うしろの百太郎』『恐怖新聞』なども流行りましたね。
話芸としては、稲川淳二氏でしょう。恐いというより一つの話芸として楽しめます(笑)。
怪談は単なる怖さを追求するのではなく、そこに隠された人間の情念による悲劇とか教訓が込められているのが好きなのです。説教くさくないのも良いです。幽霊なんで信じない。祟りなんて迷信だなんて一笑に付するのは野暮ってもんです。ここは話芸を純粋に楽しみましょう。
人を騙すと報いがくる。悪いことには必ず悪い結果が起きてくる(悪因悪果)。こういうことをエンタとして楽しむながら知っておくことも大事ではないかなと思います。
お岩さんについてまとめてみましたので興味のある方はどうぞ。
→【7月26日】幽霊の日とお岩さん。「幽霊は存在するのか」の考察と体験した話2
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