Otto Lilienthal, c. 1896 (ウィキペディア)
本日の8月10日は、オットー・リリエンタールの命日なのです。(ユダヤ系ドイツ人:1848年5月23日生 〜1896年8月10日没 享年48歳) 航空史のなかでは、先駆者の1人で、 自作のハンググライダーで、2500回にも渡る飛行実験を繰り返し、その功績やデーターはライト兄弟を始め、他の研究者にも大きな影響を与えました。 現在行われているスカイスポーツのひとつ、ハンググライダーの原型をつくった人としても知られています。 個人的には、特許をとって商業ベースに乗せて一儲けしようとか、富と名声を求めての行動なんかではなく、純粋に空を飛ぶことへの憧れが強かった人のようで大好きなのです。
飛行中のリリエンタール(1895年ごろ)
この当時は、気球ができて100年足らず、鳥のように自由に空を飛びたいという欲求を叶えるものはまだありませんでした。彼の最大の貢献は、空気より重い機体での飛行を成し遂げたことなのです。
そのために彼は、23年にも渡り、コウノトリを観察、研究を続けます。これを基にして、翼のアーチの形が空を飛ぶことの重要な要因であることを発見しまし た。揚力の発見ですね。
空の偉大な先輩、コウノトリ
リリエンタールが滑空する様子を撮影した写真が雑誌や新聞に掲載されるようになると、科学界や一般大衆が空への飛行に対して好意的な考え方をするようになります。
1896年8月9日、リリエンタールはその日の4回目の飛行中に失速し、約15mの高さから墜落します。間もなく意識不明となり、同日、ベルリンまで列車で運ばれ、翌朝には当時ヨーロッパで最も手術がうまいと言わ れていた診療所に運び込まれしたが事故発生から36時間後に死去しました。
彼の最期の言葉は「犠牲は払われなければならない(Opfer müssen gebracht werden)」でした。
空への憧れは人類の最大の夢だと思います。
しかし母なる地球の重力に逆らって大空へ舞い上がることは常に危険が伴います。
多くの夢をもった犠牲者たちの道の上に今日の快適な空の旅があることを忘れてはいけませんね。
今夜は偉大な先駆者たちのために乾杯することにします。
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2014-08-10 21:07
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コメント(2)
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ご訪問&nice ありがとうございます。
明日からスマホで記事を拝見させていただきますが、
何故かワンモアさんのブログへスマホで訪問すると
ブラウザが固まってしまいますので、当面nice を
押せません事をご了解お願い致します。
by johncomeback (2014-08-11 16:17)
★ johncomeback さま
うへぇ〜(泣)重いのでしょうか?
申し訳ありません。
気をつけて旅行いってらっしゃいです^^
by ワンモア (2014-08-16 04:23)