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戦後に開発されたメッサーシュミットBf109

ホビーサーチさんからちょっと変わったプラモデルの予約が開始されました。

イスパノ HA 1112 M-1L ブチョン (1/72スペシャルホビー)




発売予定日は10月 定価は2,908円→2,106円(代引き・ペイジー決済)

 

 この飛行機、なんとドイツのメッサーシュミットBf109Gのスペインのライセンス生産版なのです。元々は1942年のナチス・ドイツから供給される予定で折衝を行っていたのですが、戦争の激化に伴い、供給が25機分しか納められなく、スペインのイスパノ社が、自国のエンジンを搭載し、兵装も変更して完成させました。
 
 この最初の型が、HA-1109-J1Lといって、更に改良を施したHA-1109-K1L、複座に改良した、HA-1110-K1L、最終型のHA-1112-M1Lへと進化していきます。
 なんか覚えづらい・・・・。
 最終型のHA-1112-M1Lに至っては初飛行が、戦後10年近く経過した1954年といいますからちょっと驚きです。

 かつての敵国であったイギリスのロールスロイス・マーリンエンジン500-45(1600馬力)を搭載、2門の20 mmイスパノ・スイザ HS.404/408航空機関砲と2基のエリコン製かピラタス製の8連80mmロケット弾を装備していました。この型は1965年12月27日まで現役だったといいますから、Bf109は戦後20年も姿を変えて使われていたことになるんですね。

 ちなみにこの、HA-1112-M1Lですが、映画でもBf 109EやGとして活躍します。「空軍大戦略」、「メンフィス・ベル」、「タスキーギ・エアメン」などに出演。なかでも空軍大戦略では、敵方のホーカーハリケーンにも扮して撮影されています。

Cap 348.jpg
HA-1112 K. 1. L トリパラ

Cap 349.jpg
違いが分かりますでしょうか?

機首の形状が違いますね。右が本来のBf109G、左がHA-1112-M1Lです。
ダイムラー・ベンツのエンジンのBf109に見慣れていると、違和感、感じまくりです(笑)。
メッサーファンには人気がイマイチなのですが、映画バージョンで作成してみるのも面白いかもしれません。
食玩で「メッサーシュミットBf109の系譜」シリーズなどでも面白いかもしれませんが、食傷気味(笑)。

1/72スペシャルホビーでは普通のスペインバージョンも発売。



Bf109の機首が確かに違う(笑)


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コメント 4

タイド☆マン

映画「空軍大戦略」 観たくなりました☆
たぶん 観た事はあるとおもいますが
もう40年位前・・?
by タイド☆マン (2014-09-17 13:35) 

ワンモア

タイド☆マン さま
こんにちは、テキサンの零戦もどきや、
メッサーもどきの模型も面白そうなので、
改造してみたいなと(笑)
by ワンモア (2014-09-17 13:39) 

楽しく生きよう

エンジンフード周りが丸っこいですね。
by 楽しく生きよう (2014-09-17 17:34) 

ワンモア

楽しく生きようさま
こんばんは〜こんなメッサー、メッサーじゃない
と怒るマニアの方もいるそうで(笑)。
やっぱりダイムラー・ベンツですよね^^
by ワンモア (2014-09-17 18:00) 

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