ベルリンの黒騎士をつくる〜その2
So-netのシステム障害、今回は大きかったですね。ブログも休んじゃいました。
さて、ベルリンの黒騎士(Fw190D&Me262A)の製作ですが、下準備の接合ラインのパテ埋めやシルバーの下地塗装がずっと前に終わっていましたので、セミグロスブラックをさっと吹いてみました。
うーん、黒も良いですね。夜間戦闘機って感じですが、ドイツは他国に較べて、1943年以降、塗装は黒よりライトグレーや白の方が有利と判明し、迷彩も変更されています。ドイツ上空での戦闘はサーチライトの下からの照明で照らされるので、黒だとかえって目立つという事情があったようですね。
試作機の段階では黒一色でも、実用化にあたってはこんな感じになります。
これはHe219ウーフーといいう、夜間戦闘専用に開発された戦闘機ですね。
こんな感じで塗装があっという間に終わってしまいました。
スミ入れはブラウンかグレーで行きましょうか?
ヘルベルト・フォン・リヒター大尉と黒騎士の塗装について
この「ベルリンの黒騎士」の主人公、280機撃墜のヘルベルト・フォン・リヒター大尉ですが、コミックではさらりと書かれていましたが少し考証を。
実際の戦史では、WWⅡのドイツの最高撃墜数は352機を誇るエーリッヒ・ハルトマン。そして301機撃墜のゲハルト・バルクホルン。そして3位が275機撃墜のギュンター・ラルですから、架空とはいえ、ドイツエース第3位の位置に属するエースパイロットという設定です。町医者でもなぜか、280機という撃墜数を知っているほどの有名人みたいです。
ドイツのトップエースたちのスコアのほとんどは東部戦線のソ連機を相手に仕留めたものですので、このヘルベルト・フォン・リヒター大尉も確実に東部戦線で戦ったパイロットだと思います。エースパイロットたちのいるJG52所属だとしたら面白いですね。
その後、エースパイロットたちは昇格し、JG52を離れ、西部戦線へ異動したりしていますので、設定としては、ベルリンの首都空爆が始まった頃か、1944年の11月から部隊配属になったFw190D-9の頃に異動になったものと思われます。それまでは、東部戦線でスコアを伸ばしていたと見るほうがリアルかも。
実際の戦史では、ベルリンの攻撃は1943年の11月の英軍の夜間爆撃から始まります。米軍の昼間の攻撃が加わったのが、1944年の3月からです。ですので、この11月から翌年の3月までの期間の首都防衛戦は、夜間戦闘がメインでした。
特徴的な黒塗装は、夜間戦闘時代に黒塗りのFw190Aか、双発の夜間戦闘機に搭乗していて、それがそのまま”黒騎士”と呼ばれるようになったため、昼間の迎撃にも黒塗装で使用したというちょっと苦しい設定ではどうでしょう(笑)。
3位のギュンター・ラルも1944年の3月の米軍攻勢に合わせて、この頃にドイツ本土防空を任とする第11戦闘航空団第Ⅱ飛行隊(II/JG11) の飛行隊長に異動しています。
この黒いベルリンの黒騎士以前の機体なども創作で作っても面白いかもしれませんね。
でも280機撃墜というスコアや非撃墜数1とかは、すこ~し無理があったり、松本先生こわだり過ぎの設定かも・・・・。
何度撃ち落とされても何回も生還して打ち向かっていくというのがドイツの戦闘機パイロットですので。
|
|
この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。
拙ブログへのコメントありがとうございます。
松島は三陸沿岸に比べて津波の被害が少なかったので、
復興も早いようです。多くの観光客が来て下さると良いですね。
by johncomeback (2014-09-25 06:02)
ありがとうございます☆
記念日よりも
長男 次男の誕生日の方を
しっかりと覚えているという感じです(笑)
by タイド☆マン (2014-09-25 06:46)
「ザ・コクピット」 「ケースハード」
戦場まんがシリーズは好きです☆
一応 全巻 持っていますが
最近は描かれていないようですね
by タイド☆マン (2014-09-25 06:56)