アメリカの傑作練習機T-6テキサンを映画「トラ・トラ・トラ」などの特撮で使用された零戦バージョンへの改造計画を実際に進めています。今回は製作の2回目。
零戦21型の特徴でもあるカウリングの上の7.7mm機銃2門。空冷の栄エンジンの上についていて、この上部だけ曲面が違います。
これを再現させることでだいぶ零戦らしくなるはず・・・。
テキサン零戦の写真を見ると、ここに手を入れているタイプとそのままのタイプとあるようです。
では、レッツ再現。
角ばった頂点の部分を0.3mmの真鍮棒を瞬間接着剤で付けて、「黒い瞬間接着剤」で滑らかなカーブをつくります。後は耐水ペーパーで整形。サフを吹いて確認という流れです。真鍮棒を使うので、整形している時に真っ直ぐなラインが残りやすいのが長所。パテ盛りや柔らかい素材で整形すると磨いているうちにボコボコになりやすいのです。
あ、いい感じかも。実機もなんちゃって機銃パネルですのでこれでOKとします。
零戦の風防もよくみると窓枠がかなり省略されています。
この当時の日本の航空機は窓枠が非常に多いのです。当時の技術では、アクリル風防の曲面加工が難しかったのかもしれません。視界命の空では、視界を遮る窓枠は極力ない方が良いのですが。
アメリカのP-51ムスタングなどは全然ないので、こういう工業技術の差が戦局にも影響を与えたのでしょう。
あとは、主翼の前縁の加工です。真っ直ぐ伸ばして、整形。
埋まったラインはこれから「けがき針」で描き直します。
サフを吹いては調整。 1/144スケールだと、このスプレーは吹き出す量が多いのでシンナーで少し希釈してエアブラシで吹いてます。
形が出来上がってきました。並べてみます。
本物の零戦のスマートさには欠けるものの、風防の形を変えるだけで、だいぶ印象が変わると思います。
今回使用したもの
●Mrホビー サーフェイサー#1200スプレー(グレー)
塗装面の凸凹や傷をなくす下地塗料です。このスプレーをエアブラシに入れ直して吹いてます。だったら最初からビン入りを使えという突っ込みがあると思いますが、スプレーの方が少しの希釈かそのまま使えるので便利なのです。
●耐水ペーパー#1500
これも必需品アイテム。#1500、#2000、タミヤコンパウンド(細め)と使います。
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好い感じですね☆
風防を透明に・・・ 楽しみです☆☆
by タイド☆マン (2014-12-14 13:22)
そっくりになってきましたね。
さすがです。
by 楽しく生きよう (2014-12-14 18:01)
いよいよ形が見えてきましたね。完成が楽しみです!
by hideta-o (2014-12-14 21:48)
徐々にゼロらしくなってきましたね。
特に後方から見た垂直尾翼は決まり!
次が楽しみです。
by ロートレー (2014-12-15 09:38)
★タイド☆マン さま
この時のためにとっておいたブリスターが役に立ちます。
★楽しく生きようさま
ありがとうございます。なんか今回は楽しいです(笑)
★hideta-oさま
目指せ、年内完成です(笑)
★ロートレーさま
ありがとうございます。実機を改造していた人たちも
楽しんで作った感じがします^^
by ワンモア (2014-12-16 12:15)