日本では1991年から運用開始されて25年近く経っています哨戒機シコルスキーSH-60J。元々はSH-60Bというシコルスキー社の多目的ヘリで日本向けに三菱が主導で開発しました。
1機あたりは約50億で103機生産されています。意外とお金かかっています。
主な任務は対潜水艦戦と水平線外索敵。 副次任務としては、捜索救難、人員物資輸送、空中消火、通信中継、不審船対処 、特別警備隊の強襲降下など多様に渡ります。
海上自衛隊での保有数は43機なのですが、いかんせん老朽化が進んでおり、代替機のSH-60Kの調達が進んでおります。けど予算がないため機体寿命の延伸措置も行われています。財政は年々厳しくなっており、現場の安全確保のためにもなんとかならないものかなと思いますが。
◆能力向上型 SH-60K
このSH-60Jの後継機としてSH-60Kが開発されています。こちらは2005年から運用が開始されて、生産機数は42機で増備中です。
元々対潜哨戒用として開発されたSH-60なのですが、SH-60Jでは多くの電子機器やら搭載して、機内空間も狭く、やや汎用性に欠ける面がありました。
また不審船への対処や阪神・淡路大震災などの大規模災害などの対処など、任務が多様化してきましたので、能力を向上させようという意図の元に開発されています。
この開発では、搭載機器の追加・変更以外にローターやエンジンまでも手が加えられています。SH-60J型とK型では外見も異なるという訳ですね。
こちらのご予算は70億円ほど。
◆掃海ヘリのアグスタウェストランド MCH-101
ひゅうが以降のDDH艦に搭載予定のアグスタウェストランドMCH-101です。日本ではあまり馴染みのないメーカーかもしれません。イギリスとイタリアの共同開発の汎用ヘリコプターでAW101という呼称で呼ばれています。
掃海・輸送ヘリとして任務を担うため、"MCH"と呼称し、ひゅうが以降のDDH艦に搭載予定で5機ほどが海上自衛隊に配備されています。ちょい大きすぎて「むらさめ型」では格納が不可能みたいで。
このMCH-101は、MH-53Eの後継機として納入された後、川崎重工がノックダウン生産を開始しています。MH-53は近いうちに退役する予定なのです。
文部科学省でも南極観測船で使用していたS-61A-1の後継機として採用を決定しています。こちらはCH-101として呼ばれています。
◆オスプレイの艦載予定はあるの?
と、ここまでが「いずも」に搭載予定のヘリコプターですが、今後の可能性としては今話題のオスプレイは?という話も出てくると思います。
「ひゅうが」では、MV-22オスプレイを発着させて、エレベーターで格納庫に下ろすテストを行っていました。
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MCH-101は好きなヘリです。MH-53Eが1番好きなのですが。
しらせに搭載されていること知りませんでした。
by 楽しく生きよう (2015-03-25 21:13)
1機50億で103機って事は・・・ w( ▼o▼ )w オオォォ!!
by johncomeback (2015-03-26 16:16)
★ 楽しく生きようさま
おぉ、お詳しいですね。
しらせに搭載されているのはCH-101の91号、92号機だそうです。
★johncomebackさま
こんばんは〜。段々値段が上がってきています^^;
退役したF-1支援戦闘機は30億しなかったのになぁ。
ヘリの方が高くなってくるなんて。
by ワンモア (2015-03-26 18:56)