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昨日は、第二次世界大戦のソ連の有名な飛行機の設計者、セルゲイ・イリューシン (1894年3月30日-1977年2月9日）の誕生日となっていました。ご存知でしょうか。
第二次世界大戦においてソ連軍の主力対地攻撃機として使用され、軍用機史上、最多の生産機数約36,000機を誇ったイリューシン Il-2攻撃機の設計者として知られています。
このIL-2は、DB-3/IL-4を開発したセルゲイ・イリューシンが、自らの構想に基づいて開発した重装甲の襲撃機です。
ドイツ軍の地上攻撃を主に作られた機体ですので、全装甲重量がなんと700kgというものすごいものでした。
操縦席・エンジン・燃料タンクなどをバスタブ型装甲に収めるため、操縦席の周りがガソリンタンクに囲まれているという怖ろしいものでしたが・・・。
パイロットも航空機の大事な一部と考え、燃料タンクと共に守るというリアルな設計なのでしょうが、パイロットにしてみれば正直怖いですよね^^;
赤い部分が装甲板で水色の部分が燃料タンクです。下図の数字は装甲の厚さです。4mmから12mmまでの装甲板囲まれているのが分かります。でもそれ以外は木製でケチってます。
命中弾を与えたにも関わらず墜落するどころか火さえなかなか噴かない程の頑丈さから、
ドイツ空軍からは「空飛ぶベトンブンカー（コンクリートトーチカ）」、「鉄のグスタフ」、「コンクリート爆撃機」と厄介がられ、ドイツ陸軍の兵士達からは「空飛ぶ戦車」、「屠殺者」、「黒死病」と呼ばれ恐れられていました。
低空からドイツ戦車部隊に壊滅的な打撃を与え、T34戦車とともにソ連軍の勝利を決定づけた兵器として知られています。
「空気やパンと同様にIl-2を必要としている」との電報を放って工場群管理者を叱咤したエピソードも残っています。
ソ連機のフォルムは独特で日本機のような削りに削ったフォルムではなく、機能重視の本当に兵器という匂いを強烈に発しているデザインに思います。
セルゲイ・イリューシンは、この功績もあり、数多くの勲章を受章し、戦後は旅客機などの設計に携わりました。
設計者側としては面白くはないと思いますが、セルゲイ・イリューシンはどういう気持ちだったのか、知りたいです。
このIl-2と同名のゲームはフライトゲームで大ヒット作品となりました。
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人名からのネーミングなんですね。知りませんでした
by たくや (2015-03-31 10:46)
拙ブログへのコメントありがとうございます。
観音様は明日の記事をご覧ください(^^)ﾆｺ
by johncomeback (2015-03-31 22:23)
ＩＬ-２がこんなに凄い攻撃機だとは全く知りませんでした。
ソ連軍の誇りがフライトゲームとなっているのですね！
by ロートレー (2015-04-01 09:44)
★たくや さま
シュトルモビクも「襲撃機」という意味で、この機体専用の名称でないそうです。私も知りませんでした^^;
★johncomebackさま
北関東だと、高崎の白衣観音が有名ですよ
★ロートレーさま
ゲームも大人気ですよね。スペックが軽くてカスタマイズできるゲームって好きです^^
by ワンモア (2015-04-02 12:40)