ニンジャですよニンジャ。某鑑定団で、360円でした。これ、欲しかったのです。
「陸上自衛隊装備大全 第3弾」のOH-1観測ヘリコプターです。
何と言っても、このスケールでは2014年の11月に発売された「エフトイズ 1/144 ヘリボーンコレクション6」が出るまで唯一の模型でした。
出来は、やはりエフトイズ製の方が良いのではないかと思いますが、このシリーズの良いとことは、ベースがついていますので、ディオラマとして飾るにはもってこいです。
汚し具合がいい感じですね。ちゃんと尾輪を設置する穴も付いています。
回転翼以外はすべて一体成型と接着なのでカスタマイズが出来ません。キャノピーの成形も接着がイマイチです。でも雰囲気を楽しむにはいい感じですね。
”ニンジャ”の愛称を持つ、国産ヘリOH-1
このヘリコプターは、観測・偵察用として、今まで使用していたOH-6に代り、国産で製造したヘリコプターなのです。敵陣に忍び込み情報を得るという任務なので、”ニンジャ”の愛称がついています。
初飛行は1996年で、川崎重工が主体で富士重工と三菱重工が協力するという一番お金のかかる(笑)やり方で製造しました。
ちなみに業界では、川重は”たてさん”(川の漢字から)、三菱重工は”よこさん”(三の漢字から)と呼んでいました^^。
1992年から計画が始まって4年で初飛行という異例の早さで完成を果たします。1997年には正式採用され、OH-1という名称を与えられ、2000年から量産開始になります。
敵陣に忍び込む任務ですので、正面から見ると1m以内の薄い胴体の縦列複座にし、座席部分の装甲化や防弾ガラスなどを採用しています。
テールローターは、機内埋込み式にしていますが、これは低空飛行時に樹木に接触する危険を避けるためです。
観測に最も重要な空中静止装置は大変優れており、空中で手を離しても自動でバランスをとってホバリングできますし、独自の「無関節オーターハブ」構造により、垂直上昇、80度の急降下、宙返り、後ろ向き宙返りというアクロバット飛行も可能なのです。なにこれスゴイ。
その映像です。
初の軍事用国産ヘリということで、大きな期待もかかったOH-1は、現在使用されているOH-6Dをカバーし、さらに増量して250機程度を導入する予定でした。
しかし、実際には、当初の予定の1/7程度の34機で生産終了の憂き目に遭います(試作機を入れると38機。全て陸上自衛隊が保有)。
それは何故か。そう、例によって製造コストがかかり過ぎたのです。今までのOH-6Dが約3.5億のコストに対し、25億円にかかってしまいました。約7倍です。予算は限られていますから1/7の生産で終了・・・という訳ですね。偵察機としては、あまりにも高額になってしまいました。
ということでOH-6は現在も活躍中です^^;
OH-1は、平成9年から年間2〜4機のペースで調達されていましたが、平成22年度で生産終了になります。優秀な機体なのにもったいないですね。
しかし、このOH-1は、優秀なヘリコプター開発者に贈られるハワード・ヒューズ賞をアメリカ以外のプロジェクトではじめて受章することになります。
生産機数は少なくても、技術者の育成や得た高い技術力は、後の開発に活かされることと思います。
模型情報
OH-1に限らず最近のヘリコプターは、魚を連想させる外観が多いように思います。このOH-1はなんかの小魚のようですね^^。
山なりに見える胴体ラインが素敵です。機内に格納されたテールローターもオシャレですし、高い垂直尾翼も背びれのようです。
なんか模型を作りたくなるデザインです。が!このニンジャ、なんと模型化されていません。生産機数が少ないから?唯一、1/144で食玩されているのみなのです。
ハセガワさん、タミヤさん、何やってんの!という感じですが今後に期待できるのでしょうか。
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ヘリはタミヤのイロコイ(ス) 作りましたね
もう1機
作ったのですが
名前が思い出せません
米軍の お腹にコンテナ抱えてるヤツでした
by タイド☆マン (2015-04-20 20:48)
拙ブログへのコメントありがとうございます。
最上家は義光没後に直ぐに改易になり、
その後領主は10家以上代わりましたが、霞城の銅像は
義光って事は山形市民は義光を慕っていると思います。
by johncomeback (2015-04-21 05:49)
★タイド☆マンさま
イロコイ、メジャーですよね。
★johncomebackさま
改易は残念でしたよね(>_<)
by ワンモア (2015-04-22 11:31)