エフトイズVSシリーズ2のフォッケウルフTa152とホーカー・テンペストをヤフオクで入手しました^^
到着まで各機体を調べてみたいと思います。ちなみにTa152の記事はこちらです。
→Ta152最強伝説を考察してみる〜その1
→Ta152最強伝説を考察してみる〜その2
今回は戦闘爆撃機としての優秀機、ホーカー・テンペストを。
●戦闘機よりも戦闘爆撃機として活躍。タイフーンの系譜。
1941年から運用が開始されたホーカー・タイフーンの後継機としての位置づけですね。
ちなみにハリケーンとは大西洋北部・太平洋北東部・太平洋北中部で発生した熱帯低気圧の名称で、タイフーンは太平洋北西部で発生した熱帯低気圧。これとサイクロンという名称があり、これはインド洋北部・インド洋南部・太平洋南部で発生した熱帯低気圧を指します。
以上、ハリケーン、タイフーン、サイクロンは発生地域で分類されます。これ豆です。
そして、テンペストは「嵐」を意味しています。
私はハリケーンとタイフーンをよく間違えてしまうのです^^;
●迎撃戦闘機としては大失敗のタイフーン。
タイフーンは元々はトーネード(竜巻の意味)という名称の試作機で、2,000馬力級エンジンを搭載した戦闘機としての活躍が期待されて開発されたのですが、非常に珍しい24気筒という多気筒エンジンでしたので相当苦労します(当時の主流エンジンは12気筒)。
ようやく試作機が完成したものの、上昇力性能が要求に満たなく、スピットファイアの代替にはならないことが判明してしまいます。
そこで、N型は名称も「タイフーン」として再開発。出来上がった機体は、運用性はよかったものの、空戦性能や上昇性能はスピットファイアIXに勝るものではなく、Fw190にも劣るということで採用取り消し寸前になります。
しかし、搭載量の大きさから戦闘爆撃機としての期待がかかり、ノルマンディー上陸作戦までに2,000機以上の生産がされました。
このように2,000馬力エンジンの長所を活かし、上昇力が重要な迎撃機としては失敗してしまいますが、ロケット弾等の重武装で低空用戦闘爆撃機としての任務には第一級の機体として生まれ変わることになります。
用途によって名機になり得るか否かというところですね。
結局タイフーンは3,330機もの生産数になるのですが、この改良型の計画も進んでいました。
もう少し、上昇力と高空性能も向上させたいという要求もあったのです。特に、厚い主翼が特徴的なタイフーンは、急降下時に不安定な運動を引き起こすのでした。尾部の応急処置的なリベットもそのままですし・・・。
ということで、大掛かりな設計変更もあり、タイフーンMKⅡは、その名をテンペストとすることになります。
トーネード(竜巻)からタイフーン(台風)、そしてテンペスト(嵐)と名称が変わっていきます。ホーカー・ハリケーンもあって、少し頭が混乱しそうです(笑)。
●テンペストはドイツの報復兵器V-1の迎撃に大活躍
テンペストは1944年の4月から実戦配備されます。名が知られた実績としては、ドイツのV-1の迎撃でした。イギリス空軍の撃墜したV-1の約4割がテンペストによる戦果とされています。
1945年からは、長い航続距離を活かし大陸戦線にも展開することになります。
一番知られているのはMK.V型でしょうか。大きな冷却器が特徴的です。
というかもう、このアゴすごいです。各型を作る毎に、とにかく、この大型ラジエーターをどう配置するか、いじくりまわしている感があります。
MK.Ⅱなどは、フォッケウルフのように円環形に変更も試みたのですが、やっぱり突き出でた、アゴ型が一番ですね。
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ハリケーンが西に移動して、台風になるって事も
あるようですね(^-^)
by johncomeback (2015-08-09 13:51)
★johncomebackさま
同じハリケーンでも海峡をまたぐと名前が変わるそうですねっ゚д゚)っ
by ワンモア (2015-08-10 12:00)