◆三式艦上戦闘機(A1N)
日本海軍初の国産艦上戦闘機である十◯式艦戦(1921年初飛行)の後継機です。イギリスのグロスターシャー・ゲームコック戦闘機を中島仕様に改造した飛行機です。
昭和3年(1928年)に正式採用されたので三式なんですね。前の十◯式艦戦は大正10年に採用されたからで、これ以降は皇紀の年で名称を決めることになります。
1930年に生産開始、運用開始は1932年。機体整備が平易で稼働率も良好な機体だったそうです。
昭和5年には、上海事変に参加し、1932年には、日本航空隊の撃墜戦果をあげました。
◆九〇式艦上戦闘機(A2N)
1930年(皇紀2590年)に初飛行、1932年に生産開始。この機体でようやく、機体、発動機共に日本人が初めて設計・製造した戦闘機となりました。しかしこの10年後には零戦を開発し、世界に追いつくレベルまでいくのですから日本の技術者の努力はすごいものがありますね。
三式戦闘機と併用して運用されるようになり、三式戦闘機は徐々に後続に回され、第一線の全機が九◯式艦戦になったのは1934年末のことです。
海軍では、本機を使用して戦闘機による戦術研究や訓練を行いますが、編隊特殊飛行の技術向上も目的とした源田実大尉の”源田サーカス”が有名です。
SUBARU名機カレンダーではこの源田サーカスの模様を描いています。
この後、九五式艦上戦闘機(A4N)→九六式艦上戦闘機(A5N)→零式艦上戦闘機(A6N)となります。
<SUBARU名機カレンダー>
2015年
12月 三式艦上戦闘機、九〇式艦上戦闘機
2016年
1月 アメリカ フォード5ATトライモーター旅客機
2月 九七式1号艦上攻撃機
3月 イギリス スーパーマリン スピットファイヤーMk.VIII戦闘機
4月 艦上攻撃機「天山」
5月 アメリカ カーチスNC-4飛行艇
6月 九七式戦闘機
7月 ドイツ アラドAr196A水上偵察機
8月 一式戦「隼」
9月 フランス カムス53旅客飛行艇
10月 二式戦「鍾馗」
11月 艦上偵察機「彩雲」
12月 四式戦「疾風」
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〇〇式って皇紀の年だったんですね、知りませんでした。
それにしても、カレンダー欲しかったなぁ。
by johncomeback (2015-12-17 08:59)
★johncomebackさま
SUBARU名機カレンダー、みんな外れてしまったようですね^^;
一人だけ貰ってしまってどうもスミマセン。
オークションで出品する人が出るかもしれませんよ^^
by ワンモア (2015-12-17 21:18)