Bf109V-15を作る〜その4

　Bf109V-15の製作の続きを行います(^o^)　2015年内に完成はしているのですが、記事をアップしていませんでしたので2回に分けて更新します。

◆Bf109V-15の迷彩塗装は？

　この時代のドイツ空軍の塗装は、国籍マークがまだ確立されていませんでした。
　ですので、種類も以下のようにバリエーションに富んでいます。
　第二次世界大戦が始まる頃には統一されてきたようですね。

　迷彩塗装はE型に寄るのではなく、B〜D型にします。D型の機体にダイムラーベンツエンジンを換装してE-1型にしたという考察からです。

◆デカールの製作〜アルプスプリンターMD5500の自作デカール

　デカールですが、上記の理由により、B〜D型に準じることにしましたが、流用できるデカールがありませんでした。なので、図面を見て新しいサイズの国籍マークを製作。
　E型以降に較べてサイズはやや小さめです。

　尾翼のスワチカがすごく印象的ですが、この塗装パターンは1938年に廃止されました。ちょっと目立ちすぎかもしれません。

※ハーケンクロイツ(鉤十字)について
　幸運のシンボルからナチスの象徴にされてしまった卍マークですが、1935〜1945年にドイツの正式な国旗として使用されました。この時代のドイツ機には記載されております。これは歴史的事実ですので、資料的価値がある模型製作の際にも忠実に再現しております。
　ちなみにドイツでは学問的理由を除き、公共の場での展示・使用は処罰の対象になります(民衆扇動罪)。ただし、私有地や個人の所持、思想への禁止はしておりません。
　一時的に拡大解釈がなされて、少林寺拳法の卍も非難されておりましたし、仏教などの吉祥の卍印も危い目に遭いました。ナチスの鉤十字とは逆向きでも西洋では同一視されることも多いため、自主的に変更した団体もあれば、歴史的に関係ないとしてそのまま使用している団体もあります。何事も行き過ぎは行けませんね。　

　古来から世界各地で使われてきた卍マーク。
ヒンドゥー教や仏教を始め、日本でも広前市の市章や、寺院の象徴の地図記号、家紋でも広く使われています。

　ちなみに左卍は和の根源、右卍は力の根源と言われています。寺院は左卍で、ナチスが右卍というのも何か意味があるのかもしれませんね。

◆ステップラインの塗装。
　アルプスプリンターの弱点である中間色と細いライン。ステップラインに関してはこの機種は破線ではない直線で引かれているので、塗装で行きます。というのもデカールを貼ってみたのですが、イマイチ目立たなかったのです。

マスキングして白→赤(RLM23)で塗装していきます。

順番的にはデカールを貼る前の作業ですが。

いい感じに仕上がりました！

　燃料注入口やその他の細かいステンシルマークも貼付して完了です！

ジュラルミンの無垢な外板は、

 最新鋭のエンジンを換装させた感が出ており、
個人的に気に入っております。

さて、後は、キャノピーを取り付けて、アンテナ線を貼って、仕上げのツヤ調整で完成です。年内間に合いました(^o^)

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タグ：鉤十字 Bf109V-15

コメント 3

おはようございます。
置き場確保出来れは大きい方が良いのですが、限界です。
by YUTAじい (2016-01-06 06:48) 

明けましておめでとうございます。
ちょっとゆっくりしていました。
本日より今年の始動です。
本年もよろしくお願いします。
by Falcon (2016-01-06 11:07) 

この尾翼のマークは初めて見ました
細い線はエアブラシならではですね☆
特撮（？）　もうしばらくやらせて頂きます　（笑）
by タイド☆マン (2016-01-07 19:59)