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九七式艦攻・村田機を作る〜その1

 さて、前回、「魚雷の神様」として知られ、海軍きっての雷撃の名手だった村田重治氏について記事にしましたので、いよいよ彼の乗機の製作に入りたいと思います。

 九七式艦攻九一式魚雷につきましては以下の記事もご参照ください。

→雷撃の神様と言われた男、村田重治と九七式艦攻
→日本の酸素魚雷と航空兵器
→川棚海軍工廠と航空用九一式魚雷

 まずは、機体の基本塗装から。今回使用する機体ですが、1/144スケールの食玩ではエフトイズから2種類出ています。ウイングキットコレクションのVol.01と、Vol.12です。

 両者は金型も違いますので、その違いもレビューしてあります。

→ウイングキットコレvol.12発売!九七式艦攻レビュー

 今回はVol.01の九七式艦攻をチョイスします。
 塗装が落ちませんでしたので、耐水ペーパーで軽く塗装を落として、基本のシルバーで塗装。

九七式_03.jpg
九七式_05.jpg
九七式.jpg


 実際の機体の翼下もシルバーだったのですが、これは、無垢のジュラルミンではなく、シルバー塗装だったそうです。ですので羽布の部分も銀塗装ですね。
 でも中には補助翼部分を明灰緑色に塗装した機体もあったそうで。

AI-311.jpg
1941 真珠湾「赤城」第4中隊第46小隊1番機 AI-311号村田機

 

 目指すはこの機体、AI-311号機です。おそらくこのスケールで発売されているのはないので、人気の方なだけに貴重なモデルになると思います。
 もう一つの搭乗機である翔鶴のEI-301号機(村田少佐最後の乗機)はAvioni-Xのダイキャストモデルから発売されていますね。
 

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1/144 中島97式3号艦上戦闘機 翔鶴 EI-301

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それにしても、綺麗な流線型の機体ですよね。

九七式_01.jpg
翼が中島らしいデザインを感じます。
この九七式艦攻の前が九六式艦攻ですが、
Cap 694 copy.jpg
 これからいきなり九七式艦攻になったのですから、凄い変化ですよね。
 複葉、固定脚、布張りから、全金属単座、密閉式風防、引込脚へと大きな技術革新を成し遂げています。

 九六式艦攻の運用開始時期が1937年に近い、1936年11月で、九七式艦攻の運用が、1938年初頭からなので、一年弱でここまで進化したということになります。




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コメント 4

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AI-311号村田機のシルバー塗装がいいですね〜
96〜97式への進化には、とても驚きです!
(アケオメにも驚きですが・・・@@!)
by Hide (2016-01-27 16:54) 

アニ

お〜ワクワクしますねー^_^
by アニ (2016-01-27 17:21) 

ねじまき鳥

魚雷の神様ですか。
海軍は優秀なパイロットが多かったですね。

by ねじまき鳥 (2016-01-27 23:24) 

ワンモア

★ Hideさま
 シルバー塗装。このままでいいような気がしてきました(笑)

★ アニさま
 完成は意外と早いかも(^o^)

★ ねじまき鳥さま
 初期の頃は練度の高い優秀なパイロットばかりでしたね。
by ワンモア (2016-01-28 11:15) 

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