本当に飛んだ?のという変わった飛行機たちを戦後のアメリカを中心に紹介していきます。
◆垂直離発着機の系譜
垂直離発着機(VTOL)の開発は、ヘリコプターのように垂直に離陸、直陸ができるということで、狭い場所、不整地での利用の可能性があることから結構研究されていました。とくに滑走路がいらないことは戦闘においてはメリットにもなります。
手っ取り早いのは、「飛行機を立て離陸させてしまえば?」ということですね^^;
ドイツのバッヘム Ba349などはこの発想。離陸は簡単ですが「じゃあ、着陸はどうするの?」ということになるのですが、「パイロットはパラシュートで脱出しろ」というとんでもないものでした。まあ、敗戦濃厚の時でしたので。
この他にも有名なのが、フォッケウルフ トリープフリューゲルという機体ですが、こちらはパルスジェットエンジン実用化の目処が立たなく、図面段階で終わっています。
戦後のアメリカでも、研究開発が行われて、これらは、機体を立たせた状態から垂直に離陸するタイプということで、テールシッター型構想と呼んでいました。
コンベアXFY-1、ロッキードXFV-1、ライアンX-13の一連の試作機たちです。
一番、成功に近かったのと思われるのが、X-13というジェット機で、こちらは、垂直に立てたプラットフォームからの離発着を行うようになっていました。
なんで、ここまで各機種で試作したのかということですが、潜水艦からの離発着も考えていたからなんですね。
試験飛行と離発着はうまくいったのですが、結局は2機の試作機止まりで一連の研究は終了しています。
フランスのVTOL実験機ではこんな凄い形も。
◆面白翼の飛行機たち
◆UFOと誤認?ヴォート XF5U フライングパンケーキ
空飛ぶパンケーキと愛称がついたこの飛行機、さながらUFOの様なフォルムをしています。
円盤翼というのですが、大きい揚力を得られるため、短距離で離陸出来るメリットがありました。試作機は1945年8月に完成したのですが、プロペラなど細々とした改修に手間取り、実際に試験を行えるようになったのは大戦後で、その頃にはジェット機の時代が到来、結局2機で実験が中止となりました。
空中停止も出来る円盤型飛行機だったので、UFOだと誤認されたこともあったようです(笑)。まあ、確かにそう思われても仕方がないですよね^^;
これに似たデザインではフォッケウルフVTOLがあります。
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拙ブログへのコメントありがとうございます。
C450のフォルムにグッときました(^▽^)/
by johncomeback (2016-05-15 20:25)
おはようございます。
付近には他に石が見当たらず・・・何処かから運ばれた様ですが、詳細は不明です。
by YUTAじい (2016-05-16 08:20)
この形で飛ぶのが信じられませんね~
by たくや (2016-05-16 10:09)
子供のころ、手塚治虫の漫画にネオアンタレスという紙飛行機のようなジェット機が出てきて、てっきり空想上の飛行機と思っていましたら
リピッシュP.13aにそっくりですね。
by ロートレー (2016-05-16 12:49)
★johncomebackさま
すごいフォルムですよね。結局失敗したそうです^^;
★YUTAじいさま
亀石不思議なかたちですよね。
★たくやさま
そうですよね〜不思議です(笑)
★ロートレーさま
手塚治虫も見ていたのかも(^o^)
by ワンモア (2016-05-16 14:14)