さて、白河関跡を見学した次は、国道294号線へ入り、「境の明神」へ向かいます。この道は、旧陸羽街道とも言われています。
この「境の明神」の面白いところは、女性の神様と男性の神様がそれぞれ玉津島神社と住吉神社に祀られているのですが、両県から見て、神社の名称が逆になることなのです。
玉津島神社は女神さまの衣通姫(そとおりひめ)、住吉神社は男性の神さまで中筒男命(なかつつのおのみこと)が祀られているのですが、これは、女神は内(国を守る)、男神は外(外敵を防ぐ)という意味から来ています。 で、内か外かの解釈は下野(栃木側)と陸奥(福島側)のどっちに住んでいるかによって変わりますので、自らの側を玉津島神社と呼び、向こう側を住吉神社と呼んでいるみたいなのです。
下野国側から見れば内側が玉津島神、外側が住吉明神
陸奥国側から見れば内側が玉津島神、外側が住吉明神
栃木県側から見た玉津島神社(国の内側) 昔の人々は、国境を往来する際には片方ではなく、ちゃんと両神社を参拝し、道中の安全を祈願したと言われています。2つの神社で1つの役割ということなのかな。
駐車場は那須側の方にあります。
歩いて白河市に入ります。見えてきました。 ほんとに2つ並んでいますね。 高い場所にありますが、元々はもっと道路が高かったようです。
こんな記事もどうぞ
2016-06-19 16:23
来たよ(45)
コメント(5)
トラックバック(0)
[編集]
共通テーマ:趣味・カルチャー
特に道の駅のお店って、閉まるのが早いですよね!
歴史探訪いいですね~♪
by caveruna (2016-06-19 19:44)
僕のブログを紹介していただきありがとうございます。
「境の明神」は気が付きませんでした。
R294はこれからも利用するので、
いつか寄ってみようと思います(^^)
by johncomeback (2016-06-20 10:58)
実は旦那の実家が南会津で…かなり近いところにあるのに知りませんでした!
男神、女神のお話は面白いですね!こういう予備知識があって訪れるととても楽しめますよね^^
今度帰省の際に行ってみたいと思います。
素敵なお話ありがとうございます!
by tsumi (2016-06-20 11:51)
★ caverunaさま
田舎の道の駅だと他所からのお客さんが少ないのか、店員とお客がずっとおしゃべりしていて、なんだかなあ~という所も多いです(笑)。
★johncomebackさま
私も気が着くまで何回か素通りしてしまいました。車だとわかりづらい所です。このルート、信号が全然ないからなおさらです(笑)
★tsumiさま
おぉ、南会津ですか♫会津田沼とか好きです。
会津若松市で仕事があると、会津鉄道が好きなので、峠道を選んで走ります^^
会津鬼怒川線で奥日光も良いですよね〜。
私は道中で面白そうな場所を見かけると、とりあえず、場所と写真を撮っておいて、後で調べるのが好きなのです。で、今度は知識を持って再び訪れます。
初めて触れる新鮮さと、歴史を訪れるという、1つの場所で2度楽しめます(笑)
by ワンモア (2016-06-20 12:28)
>ブリスター
私は無いですが
開封したら 潰れていたことがあったのでしょう
by タイド☆マン (2016-06-20 20:50)