SSブログ

日本陸軍機の最多生産数を誇る一式戦「隼」

 8月です!暦では今週に「立秋」があり(8/7)、秋なのですが、そんな気配は全然なく、暑い日が続きます(;^ω^)
 夏休みに入って子どもたちもポケモンGOに参加し始めると思いますが、くれぐれも歩きスマホ、自転車スマホには気をつけてもらいたいなぁと思います。私も先日、ポケスポップの近くでポケモンGOをやっていると思われるお姉さんの自転車にぶつかりそうになりました。
 ちなみに、私の家の隣はポケストップなので、家にいながらアイテムが手に入ります(笑)。

さて、8月のスバル名機カレンダーですが、中島一式戦「隼」を。

一式戦隼_小池繁夫.jpg

Cap 116.jpg
中島 キ43 一式戦「隼」

初飛行:1938年12月12日 全幅:11.44m 、全長:8.83m
総重量:2,5833kg、 最大速度:495km/h/4,000m、

発動機:ハ-25 「栄」970馬力/3,400m

武装:機銃12.7mm×2 、乗員:1名



「海軍の零戦なら、陸軍は隼」と、日本の戦闘機の双璧をなす飛行機ですね。
中島の開発チームは、九七式戦闘機と同じ、小山悌技師を主務者に太田稔技師、糸川英夫技師ら。
 太平洋戦争開戦時には約40機足らずしか配備されていなかった隼も、1944年9月の生産打ち切りまでに5,171機が生産され、三菱の零戦に次ぐ日本第2位の生産機数を記録しています。

 開戦当初はマレー、ビルマ万面で、その長大な航続距離と優れた格闘性能を生かして制空戦闘に大活躍しましたが、連合国機の新型機や戦略に苦戦を強いられ、零戦同様に劣勢になっていきました。最後には特攻機として悲運な運命をたどります。
 また戦争終結時には、大量の隼が大陸本土に現存しており、フランス軍、インドネシア軍、中華民国軍、中国人民解放軍に接収されて使用されています。

◆小池繁夫氏の描く一式戦「隼」

 さて、カレンダーの「隼」ですが、このシーンは昭和17年5月22日のベンガル湾上空、飛来したブリストル ブレニムの邀撃に出撃している状況を描写したものとのこと。

HAYABUSA.jpg

この隼は有名な「加藤隼戦闘隊」の加藤隊長機なんです。

 実はこのシーン、イギリスのブリストル ブレニムと交戦し、加藤隊長が戦死した時の情景とのこと。小池氏の描く作品ではこういう戦史に基づいたシーンを描くのは珍しいようです。

隼_03.jpg
尾翼の矢印の色で中隊を識別していました。これが飛行第六四戦隊の部隊標識。
主翼にも白の斜めの帯が描かれていますが、これが戦隊長の加藤健夫中佐の乗機を示しております。

隼_04.jpg
操縦席内部もよく描かれていますね。
隼_01.jpg
ブリストル ブレニムは、イギリスの双発軽爆撃機。

 小池氏の描く「隼」は、富士重工のカレンダーだけでも4回も描いているとのこと。うーん全部見てみたいですね。



世界の傑作機 No.13 陸軍1式戦闘機「隼」

中古価格
¥485から
(2016/8/1 20:53時点)


中島一式戦闘機「隼」 (エアロ・ディテール)

中古価格
¥1,500から
(2016/8/1 20:53時点)


第二次世界大戦傑作機コレクション 4号 (中島 一式戦闘機 隼)
中古価格
¥2,590から
(2016/8/1 20:54時点)






<SUBARU名機カレンダー>

2015年
12月 三式艦上戦闘機、九〇式艦上戦闘機
2016年
1月 アメリカ フォード5ATトライモーター旅客機
2月   九七式1号艦上攻撃機
3月 イギリス スーパーマリン スピットファイヤーMk.VIII戦闘機
4月   艦上攻撃機「天山」
5月 アメリカ カーチスNC-4飛行艇
6月    九七式戦闘機
7月 ドイツ アラドAr196A水上偵察機
8月  一式戦「隼」 
9月 フランス カムス53旅客飛行艇
10月  二式戦「鍾馗」 
11月 艦上偵察機「彩雲」
12月   四式戦「疾風」

こんな記事もどうぞ

来たよ(33)  コメント(5)  トラックバック(0)  [編集]

nice! 33

コメント 5

kinkin

隼も好きな機体ですが、生産数2位でしたか。
by kinkin (2016-08-02 04:27) 

駅員3

記事を拝見しながら知らないうちに歌を口ずさんでいました・・・歳が判ってしまう(^^;っっ
おっと、そんな歳ではありません!!
by 駅員3 (2016-08-02 07:32) 

caveruna


うちの旦那もカラオケでたまに歌ってますよ(笑)
by caveruna (2016-08-02 09:45) 

ワンモア

★kinkin さま
 零戦が約1万機で隼が約5,700機なので、差はずいぶんありますが、陸軍は鍾馗や飛燕、疾風など早くから多彩なバリエーションでしたから、その関係かもしれませんね。

★駅員3さま
 いつもありがとうございます。現在旧仮名使い文字と格闘して読んでおります^^;

★caverunaさま
 加藤隼戦闘隊の映画ってちゃんと観たことがないんですよねぇ^^;
by ワンモア (2016-08-03 10:28) 

bpd1teikichi_satoh

零戦、隼、月光等に搭載された当時の日本を代表する1000馬力級傑作エンジン、中島「栄」は太平洋戦争初期には活躍した事は確かですが、アメリカが2000馬力級のR-2800やR-2600を搭載した戦闘機を大量生産しB-29にも搭載されたR-3350系で2200馬力のパワーと排気タービンに拠る高高度性能に対抗するには、日本の工業力、技術力では立打ち出来なかった。結局、「栄」を改良した2000馬力級「誉」を搭載した四式戦「疾風」を作ったが
故障が多く、ハイオクタンガソリン不足等大戦後期全てが
日本には欠乏していた。
by bpd1teikichi_satoh (2016-08-06 10:16) 

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました
Copyright © 1/144ヒコーキ工房 All Rights Reserved.

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。