さて、お盆も終わり日常生活に戻りつつあります。ブログの記事もヒコーキネタから徐々に離れていきましたので、そろそろ戻ることにします。決してネタが無いわけではありません(笑) なんせ軍用機だけでも1,200機以上はありますから、一機づつ紹介するエッセイ記事にしても何年も持ちますしね^^;
◆第17弾は「烈風」
デアゴスティーニの第17弾はなんと「烈風」です。おぉぉ、ついに出してきましたか。これも日本の試作機として震電に並ぶ人気の機種なので、売上挽回となるといいですね。レビュー見ていても最近、出来についての厳しい批評・酷評が多いので、挽回して欲しいところです。
ちなみに烈風とほぼ同出力を持つエンジンを搭載した陸軍の四式戦「疾風」の翼面荷重は、185.24 kg/m²。年々増加していく翼面荷重の値に対し、烈風の135kg/m²は、やはり異常に低いと思います。
そのせいもあり、開発は遅れに遅れ2年間かかってしまいました。初号機(A7M1)の初飛行は1944年の5月。出来上がった機体は零戦52型並みの速度しか出ませんでした。原因は搭載したエンジン、誉22型の出力不足でした。しかし、この性能の結果で軍部は大いに失望し、8月には烈風の開発を中止して、紫電改の転換生産をするように決定します。
最初からハ43エンジンを使わせてくれればと、この決定に強烈な不満を持った堀越技師たちは、A7M2と称して自分たちでハ43エンジンを搭載した改良を行い、ほぼ要求通りの性能を引き出すことに成功します。これを受けて、烈風11型とし、艦載機ではなく局地戦闘機としての採用を受けましたが量産1号機が完成直前のところで終戦となってしまいます。
この他にも、発動機を一段三速過給器を取り付けた性能向上型のA7M3”烈風三速(仮称)”や、排気タービン過給器装備の烈風改(A7M3-J)などが計画されていました。
「零戦の再来」とまで賞賛された烈風でしたが、もし完成して実戦に投入できたとしても戦局を覆すまでには至らなかったというのが大筋の見方です。まあ、そうですよね。いくら優秀な機体があっても、生産工場や燃料の備蓄。そして何よりパイロットの練度という問題があります。特に格闘戦を重視してしまう日本のパイロットでは、機体を使いこなすのに年数もかかります。
大型の機体をみると、かなり無理をしているなぁという印象が拭えません。
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艦これでも大活躍の烈風!!これを何機揃えているかでその人の熟練度が分かるという位の代物です^_^
by アニ (2016-08-21 23:20)
RCの烈風、1機所持しております。
でも、ずっと飾ったままですがね。
好きな機種のひとつです。
by Falcon (2016-08-22 01:18)
★アニ さま
おぉぉ、熟練度の度合いになるのですね。烈風改などもあるのかしら。
★Falconさま
翼面積が大きいから飛ばしやすいとかあるのでしょうか。飛んでいる烈風ラジコン見てみたいです^^
by ワンモア (2016-08-22 08:06)
デアゴスティーニはコンプリートしようとすると
かなりの金額になってしまうんですよね。
by johncomeback (2016-08-22 09:00)
★johncomebackさま
16万ぐらいになるかと・・・・^^;
by ワンモア (2016-08-22 22:43)
雷電と同じ 稲妻マークの烈風は初めて観ました
同じ航空隊なんですね ☆
by タイド☆マン (2016-08-24 03:55)