◆3月21日発売のデアゴスティーニ第30号はマッキMC.202フォルゴーレ!
デアゴスティーニの30号が紹介されていました。3月21日発売予定で、初のイタリア機ですね。イタリアの代表的な戦闘機といえばこれ、マッキMC.202フォルゴーレです。イタリア空軍第21航空群第356飛行隊機(1942年9月 ロシア)を再現
このブログでも度々取り上げられているイタリア機。
工芸品のような日本機、エンジンパワーむき出しのデザインのアメリカ機、優雅な紳士的デザインのイギリス機、機能美優先のドイツ機など、各国の特徴がありますが、さてイタリア機の魅力とはなんでしょう。
ワンモアの個人的な感想としては、大人の遊び心が満載のオシャレなデザインと評したいです(^^)。要は前衛的だが、首を傾げるデザインも多い(笑)。
イタリア機の魅力につきましては、2回に渡って記事にしておりますので、是非、こちらをご覧ください。
奇想天外かつ魅力的→イタリア機の魅力について語りたい〜その1
→イタリア機の魅力について語りたい〜その2
多分、イタリアン・レストランなどでイタリアの飛行機たちを語らせたら、ドン引きされようが、小一時間は止まらないであろうワンモアです。あぁ、誰かを前に思う存分語りたい(笑)
その位、魅力が溢れるイタリア機なのですが、宮﨑駿氏も好きな理由がとても分かります。
◆イタリアらしい飛行機 MC.202フォルゴーレ
このMC.202のエンジンは、かの有名なドイツのDB601エンジン。元々のMC.200サエッタという機体に、このエンジンを搭載するために機体を設計し直したのがこの機体なのです。
このエンジンを搭載した仲間といえば、Bf109はもちろん、日本の飛燕、彗星たちです。
しかし、フォルゴーレには他国のデザインにない特徴があります。それはなんと左右の翼の長さが違うこと!
この機体、左の翼が右に比べ20cm長いのです。これは戦前からイタリア機でしばしば用いられた手法で、プロペラの回転方向に生じるトルクモーメントを打ち消すためのものなのです。うーん流石イタリアのセンス!そこにシビれる!あこがれるぅ!(JOJO風)
でも20cmっていうと、1/144スケールだと1.4mmくらいの違いですね。事前に知らないと誤差?って思うくらいの違いかも。1/48スケールでは、4.2mm、1/32スケールだと6.3mmくらいなので、左右でその差を較べてみるのも模型製作の楽しみかもしれません。でも左右の翼の長さが違ったのは試作機段階の話であって量産機では同じ長さという話もあります。実機で検証してみたいですね。
左右の翼の長さの違いがわかりますでしょうか?
このMC.202は、1,500機あまり生産され、イタリアの代表的戦闘機として活躍しました。軍はこれを更にパワーアップされるためにBD605エンジンを搭載する機体、MC.205を開発します。
これもなかなか優秀な性能を発揮したのですが、肝心のイタリアが内戦でゴタゴタし、戦争もドイツの足を引っ張る形で敗戦。せっかくの優秀な機体も十分な活躍ができないままイタリアの戦争は終結しました。
イタリア人のオシャレなセンスは、平和の時代にこそ活かされるものだと思うのです。
カラーセンスも秀逸!
「紅の豚」
スタジオジブリの”ジブリ”もイタリアの航空機の名前から来ています。
<関連記事>→イタリアの航空機について調べてみた。
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2017-02-21 23:24
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コメント(5)
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へえ~!虹の豚の水上機もイタリアの家内工業製という設定なんですね!
by ロートレー (2017-02-22 07:23)
★ロートレーさま
こんばんは〜紅の豚、設定が面白いですよね。
by ワンモア (2017-02-22 18:58)
さすがイタリア、戦闘機のデザインまでオシャレですね。
そのイタリアに、今夏、初旅行します。アリタリア航空の直行便、いまから楽しみです。
by 隊長 (2017-02-23 11:29)
★隊長さま
おぉ、イタリアですか。良いですね(^^)
記事に是非!楽しみにお待ちしております。
by ワンモア (2017-02-23 12:00)
了解しました。
アリタリア航空、往復ともプレミアムエコノミーなので、体験記をアップしますね。
by 隊長 (2017-02-27 20:30)