いつものヒコーキネタに戻ります。前回までUFO特集だったので、いつもの翼を見ていると、なんかホッとする(笑)。
さて、デアゴスティーニの33号は、日本陸軍最速軍用機、百式司令部偵察機です。
◆4月28日発売のデアゴスティーニ第33号は一〇〇式司令部偵察機
4月28日っていつもよりちょっと早いのでご注意を。おそらくGWにかかるからでしょうね。まあ、私には関係ないんですけどね(^^)。
ちなみに海軍最速は「彩雲」になります。(試作639km/h 量産型610km/h 米軍ガソリン計測694.5km/h!)。
この百式司令部偵察機(以下、百式司偵)は一型から四型までが製造されました。主力となったのはⅡ型とⅢ型でプラモデルもこの種類が多いですが、機首のかたちが、三型甲は大きく異なります。
一型、二型
三型(甲)
三型改(乙) 防空戦闘機
なんか、Ⅱ型からⅢ型で空力的にも洗練されたのにも関わらず、Ⅲ型改では防空用として、機首に機銃を装備するためにⅡ型に近いかたちに戻ったり、斜め銃を積んだりしてかたちが変わってしまいましたね。
最も広々とした流線型の風防も、曲面が多くて視界の歪みや夜間飛行時の内面乱反射の発生があったそうです。要は見づらかったということか(;^ω^)
三型改でまた元のデザインに戻ったのはそういう事情もあるのかもしれませんね。
◆各タイプについて
試作1号機は1939年11月完成し、テスト飛行で540Km/hを出しましたが、陸軍の要求の600Km/hに至らずわずか34機ほどの生産で終わります。
2型はエンジンをハ-102(瑞星)に交換した結果、604km/h(5,800m)を出し、ここで本格的に量産を開始します。一番多い1,093機が製造されました。
そして速度、航続距離、高々度性能をさらにアップさせるため、発動機の換装と風防を前端まで延長した独特のスタイルに生まれ変わったのが三型。613機が製造。
四型は4機だけですが、更に高々度性能を上げるべく三菱の開発したターボチャージャー、ハ112-Ⅱルを搭載した機体は、最大速度630km/h(高度1万m)を記録した最も早い機体になりました。
百式司偵は現在1機が現存し、イギリスはコスフォードにあるエアロスペース・ミュージアムに五式戦とともに展示されています。
この百式司偵の1/144スケールの模型ですが、エフトイズ「双発機コレクション」からⅢ型の甲乙の両方が出ています。それ以外ではプラモデルとしてアオシマから2機セットで発売されていますね。
資料としては「世界の傑作機 No.38百式司令部偵察機」が参考になると思います。
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百式司偵、私も大好きです!^^
by ys_oota (2017-03-31 00:21)
う~ん、確かに美しいですね。
アートに限らず工業製品でも美しいモノは大抵性能も良いですよね。
by johncomeback (2017-03-31 09:55)
おばんです~
やっとのぞきにこれましたぁ(苦笑)
by caveruna (2017-04-01 03:45)
★ys_oota さま
おっ、お好きですか。趣味が合いますね(^^)
★johncomebackさま
そうですよね。工業デザインにもおなことがいえますよね。
★caverunaさま
真夜中のご訪問ありがとうございます(笑)
by ワンモア (2017-04-01 18:04)