SSブログ

社長のバングラディシュレポート〜その3 バングラディシュの今と昔。

 私の友人の社長さんが3月17日から約1週間かけてバングラディシュとベトナムへ出張に行ってきましたので、その続きをご報告させていただきます。今回はその3
 その1とその2はこちらをご覧ください。

→バングラディシュレポート〜その1 バングラディシュでもポケGoは出来るのか
→バングラディシュレポート〜その2 車が脱輪!

125px-Flag_of_Bangladesh.svg.png

◆バングラディシュの昔と今

 バングラディシュレポート3回目です。かつて、アジアの最貧国と言われたバングラディシュは現在、大きく成長しています。そのきっかけはアパレル産業でした。バングラディシュからの輸出品の8割が衣料品とのこと。

 実はバングラデッシュ、知られざることですが隣の大国インドを抜いて、中国に次ぐ世界の衣料品輸出のNo.2の地位を誇っています。
 アメリカのGAP、エディバウアー、イギリスのマークエンドスペンサー、
北欧のH&Mなどのファストファッションの多くがここ、バングラディシュで縫製しているのです。もちろん日本のユニクロも。

衣料品.jpg
今回の出張もアパレル関係
トラック出荷.JPG
カラフルなトラックが並びます
名称未設定 1 のコピー.JPG
そうえば、自家用車などもカラフルのご様子。
自由にペイントしているところがオシャレですね。


◆バングラディシュは親日と言われるのは本当?

 ホントのようです。建国以来続いている日本の援助は常にNo.1。最近でも電力の不足を補うための最新鋭の火力発電所も400億円の融資で完成したとのこと。
 インフラが整ってきているのは日本の援助のおかげということをバングラディシュの人たちはちゃんと知っているのですね。
メイド・イン・ジャパンはここでも大好評のようで、現地の日本人に対する印象もかなりいいようで、友好的だそうです。


 また、日本の作る道路の出来の良さも他国とは違うとも。日本の作る道路は「ベリー、ベリー、フラット!」とのこと。要は走りやすいのですね。
ちなみに以下の動画はベトナムの作った道路だそうです。

 

 ここまで、日本が援助していながら、ビジネスで進出してくる企業は韓国、タイ、インドに遅れをとっているようです。せっかくインフラを整えてくれたのだから、日本の企業にはもっと来て欲しいとのことですよ。
banngu.jpg
バングラディシュも日本の企業と取引をしたがっています。



◆貧富の差が生み出す企業と労働者の確執、そしてテロ

 さて、そんなバングラディシュですが、急成長に伴う治安情勢も問題になっています。企業と労働者とのトラブルも増え、貧富の差が出てきていることも不安要素だそうで。

Cap 348.jpg
会社でも普通に銃で警備しています。
バングラディシュ.jpg
まだまだ貧富の差が大きいようです。
日本ではもう、目にすることはないお店・・・。

S__24338469 のコピー.JPG
こちらは、中古タイヤ販売をしているようです。
タイヤ.JPG

◆バングラディシュの飛行機事情
 
 せっかくの機会ですので、バングラディシュの飛行機事情についても個人的に調べてみました(笑)。やっぱり「ヒコーキ工房」ですので(^^)

 バングラディシュの主力戦闘機は、
1967年に初飛行した中国製のJ-7(元々はソ連のMig-21の中国ライセンス版のようなもの)をバングラディシュ向けに生産した、F-7BM/F-7BGを使用しています。
 他国ではミャンマー、パキスタン、タンザニア、スーザンなど中国との友好国が現役で使用していますね。
 とはいえ、初飛行が1967年のものなので古いといえば古い。それでもバングラディシュは身の丈に合った、無理をしない予算で揃えているところが、素晴らしいと思います。
414_Bangladesh_Air_Force_F-7_Air_Guard_Taxiing_(8157533428).jpg
F-7BM。なんか一昔前の戦闘機?という感じですが。

 航空会社は4つあります。
ビーマン・バングラデシュ航空が12機保有の最大手の航空会社で、後はユナイテッド・エアウェイズ(アメリカのユナイテッドエアラインズとは無関係)、ズーム・エアウェイズGMG航空と続きます。
Aircraft.dc-10.750pix.jpg
ビーマン・バングラデシュ航空

 日本直通便は前はバンコク経由東京便があったらしいのですが、今はなく、香港経由でないといけないそうです。
 もっと日本とビジネスや観光などで交流が盛んになって路線が出来ると良いですね。バングラディシュは首都のダッカなどは、かなり人口密度も高く、カオスなので最初は戸惑うかもしれませんが、みんな人懐っこいので、人情に触れると大好きな国になるそうです。特に日本人は喜ばれると思いますよ。

どの位、なんでもありの自由な所なのかは動画でどうぞ(笑)
これでも国道だそうです。

クラクションの音量注意
  

◆今度はベトナムへ

 さて、3日間のバングラディシュ滞在から今度はベトナムへ移動です。但し、直通便はないので、香港経由での移動です。社長も大変です(汗。

ダッカから香港.JPG
 
こんな記事もどうぞ

来たよ(31)  コメント(8)  トラックバック(0)  [編集]
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 31

コメント 8

ちょいのり

飲食店を渡り歩いていると、今や外国人スタッフがいないと成り立たないお店も多く見かけました。
その中でもバングラの子たちはいい子ばっかりだったなあ~(*´д`*)
日本で携帯持ちたいって言うから自分名義で購入してあげたりもしましたよ^^
急成長の光と影はお約束とは言えどうにかならないのかなあと思っちゃいますね^^;

by ちょいのり (2017-04-02 01:40) 

kinkin

バングラディシュやベトナムって親日派の方が多いし、日系企業も結構進出していますよね。
C国嫌って、こっちに流れるパターンも有るとか無いとか。
by kinkin (2017-04-02 05:55) 

johncomeback

バングラデシュかぁ、行く事ないだろうなぁ。
親日的な国は大事にしたいですね(^-^)
by johncomeback (2017-04-02 11:28) 

ワンモア

★ちょいのりさま
 バングラの人たちは人情味溢れる人が多いようですね。急成長の光と影は仕方ないところはありますが、底上げしてみんなが豊かになって欲しいですよね。

★kinkinさま
 「チャイナ・リスクはホントに怖い」って他の社長さんもおっしゃってましたなぁ。特許の訴訟起こして何年もエネルギーを取られて本当に疲れたとも・・・・。

★johncomebackさま
 親日国がまだまだあるのにもっと交流して欲しいですよね〜。
by ワンモア (2017-04-02 13:45) 

なんだかなぁ〜!! 横 濱男

東南アジアは、親日国家が多いですね。
経済が発展すると貧富の差は、必ずつきまとうので、
なんとかならないものでしょうか。。
仕方がないことなのかなぁ~!

by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2017-04-02 18:38) 

ロートレー

札幌の豊平峡温泉のインドカレーは有名なんですが、料理人の人たちはバングラディッシュから働きに来ているます。
勤勉な人たちの印象がありますね~(^^)

by ロートレー (2017-04-02 20:30) 

caveruna

「仕事で海外へ・・・」って、憧れます^^
ご友人の社長様、ご無事で何よりです。
by caveruna (2017-04-02 23:02) 

ワンモア

★なんだかなぁ〜!! 横 濱男さま
 こんにちは〜。全体が底上げしいていくには時間がかかるかと思いますが、仏教国とかだと平等や慈悲の価値観が根付いているところもあるかと思います。豊かな人が還元していく風土があることが大切ですよね。

★ロートレーさま
 インドカレーってネパール人やバングラディシュ人の人が経営している所、多いですよね。インド人はどこへ?(^^)

★caverunaさま
 私は国内派(笑)。海外は遊びで行きたいなぁ(^^)
by ワンモア (2017-04-03 12:02) 

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました
Copyright © 1/144ヒコーキ工房 All Rights Reserved.

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。