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デアゴスティーニの34号はメッサーシュミットMe262

 5月16日発売のデアゴスティーニ第34号はメッサーシュミットMe262aです。
 画像は既に判明していましたので、いつ出るのかなという感じでした。

issue_34_1.jpg
 箱の中の塗装と下の塗装が違いますが、おそらく下が正解。
Me262a.jpg
ドイツ空軍 第7戦闘航空団司令テオドール・ワイゼンベルガー少佐機を再現


 テオドール・ワイゼンベルガー少佐というと、175機撃墜の有名なエースです。うーん、塗装に違和感があるのですが。茶色が強すぎるような感じですね。こんな色だったかなぁ。
 通常知られているワイゼンベルガー少佐機というと、こっちの方が一般的。

Cap 357.jpg
Cap 357.jpg
そう、これこれ。


◆ドイツ機の塗装とマーキング
 グリーン系の方が馴染みがありますねえ。一体なぜ、異なる塗装があるのかというと、戦争末期の混乱期で
ドイツ空軍省(RLM)が公式色見本も発布していないため、RLM81の塗装の解釈がバラバラなのです。
 一応名称はブラウンバイオレット。これ以外にもRKM82,RLM83の3色がドイツ軍用機の末期塗装の代表色ですが、これも正式な形での色見本がないのです。

RLM.jpg

 これ、自分で製作しておいたカラーチップ。Mr.カラー。こうして自分なりにイメージを作ります。特に144スケールなどの小さい模型は、そのまま色を当てはめるとスケールエフェクト効果といって色調が暗くなるのです。なので、多少色を明るめにして制作しています。

 尾部の青と赤のバンドは帝国防空識別帯といいます。このバンドの色で所属の航空団が分かります。
 これに加え、非公式の航空団マークがありますね。

帝国防空帯.jpg
JG_7_emblem.png

JG7の部隊マーク。時期によって色々なバリエーションがある。

 モデラーさんは、このように時代考証や細部を見ていますので。DeAGOSTINIのシリーズの評価やレビューが割りと厳しいですね(;^ω^)


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→Me262の後退角は高速性を狙ったものではなかった?
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→ドイツ空軍最強の部隊JG52について調べてみた

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コメント 5

caveruna

細部までか・・・すごい・・・!!
by caveruna (2017-04-11 12:09) 

johncomeback

スケールに合わせて色調を調整しているとはw( ▼o▼ )w
by johncomeback (2017-04-11 13:09) 

ワンモア

★caveruna さま
 モデラーの拘りなんでしょうね(*^^*)

★johncomebackさま
 144スケールですと小さいので、そのまま塗ってしまうと全体的に暗くなるんですよね(´・ω・`)
by ワンモア (2017-04-11 14:20) 

Cedar

Nゲージの塗料を0ゲージに塗ると似ても似つかない色になるのって、逆スケールエフェクト効果ですね、きっと(爆)。
by Cedar (2017-04-12 01:16) 

ワンモア

★Cedar さま
 こんばんは〜。Oゲージだとかなり大きいから実車の色にかなり近くてもOKかもしれませんね(^^)
by ワンモア (2017-04-12 01:35) 

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