SSブログ

フライングカラーセレクションからF.6ライトニング登場!

 デカールの豪華さが魅力のエフトイズの「フライングカラーセレクション」の第6弾が発売になります。今度は、イングリッシュ・エレクトリック ライトニングです(E.E./BAC ライトニング)。
F.6.JPG

エンジンを縦に配列した異色デザイン

F6Frow.JPG
 2基のジェットエンジンを縦に配置するという量産型戦闘機では後にも先にも例がないエンジン配置を採用した戦闘機です。初飛行は1957年。生産数は329機です。
 なんでこういうデザインを採用したかというと、通常の横並べに較べて胴体を細くできて空気抵抗を減らせるからです。さらには片方のエンジンが停止しても安定して飛行ができるというメリットがあります。
 反面、エンジンの点検整備や交換作業が大変になり胴体内部に燃料タンクを設置するスペースが足りなくなるというデメリットもありました。
 英空軍が喪失した80機の内、約22機が空中火災によるものだったと言います。

F6_077.JPG
例のない珍しい縦型配列

 結局燃料を搭載するために縦にお腹が膨らんだ独特なスタイルになりましたね(^^)うーん、なんかの魚に似ているような。シシャモ?鮭?
F.6_000.JPG
これでも容量が足りないので、翼上面に落下タンクを搭載するという
これまた珍しいスタイル。
F6_9.JPG
翼の上に燃料タンクが・・・。
F6_66.JPG
胴体から主脚が出せないので、翼下面に搭載できないのです。
F6_08.JPG
 主翼はデルタ翼に近いですが、空力的にはあまり意義のない内縁部をカットした形状になってます(クリップトデルタ翼)。

 縦型配置で空気抵抗の削減というコンセプトは良かったものの、反面整備の困難、兵装ポイントの減少、航続距離の短さなど、メリットよりデメリットが目立つ結果になってしまいました。
 それでも、今までのイギリス製戦闘機にはない次世代の装備の数々やマッハ2.0の速度など大きな飛躍を得た画期的な戦闘機であったことは事実なのです。
 特に局地防衛を重視した性能である上昇力は、後から登場するF-15やSu-27にも劣らないものであったとされています。
 退役は1988年。30年に渡りイギリスの空を守った戦闘機でした。

F.6実機.JPG
独特のスタイルがクセになりそうです(;^ω^)

模型と最安店情報

エフトイズ・フライングカラーセレクション第6弾 ライトニングF.6
1/144スケール2機入りプラモデル
発売は7月下旬 定価2,592円(税込)
F6_03.JPG
キットは2機入りでデカールは3種類付いています。
F6_067.JPG
F6_01.JPG
このサイズでは標準的なパーツ数です。

残りの画像の詳細はホビーサーチさんを是非、御覧ください。
→【ホビーサーチ】ライトニングF.6 `ROYAL AIR FORCE` 新商品


このシリーズはパッケージもセンスが光ってますね。
フライングカラーセレクション.JPG


◆最安店は?

 通販最安では駿河屋さんですね。販売価格は1,685円(税込)と、新品定価よりも907円も安いです。
→【駿河屋】1/144 ライトニングF.6 「フライングカラー・セレクション」


Amazonや楽天の方はこちら。でも駿河屋さんにはかなわないかなぁ。


 資料の方も揃っています。世界の傑作機があれば更に楽しめると思います。個人的には現用機よりもこうした、退役した飛行機たちが好きなのです。

こんな記事もどうぞ

来たよ(32)  コメント(7)  トラックバック(0)  [編集]
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 32

コメント 7

いっぷく

80機中22機が空中火災ってことは、
戦わずして自滅したということですよね。
4分の1以上がそれでは歩留まりが悪いですね。
by いっぷく (2017-07-11 08:37) 

ワンモア

☆いっぷくさま
 こんにちは〜。30年で22機なので、年間0か1機という考え方もできるのでしょうが、それでも確かに損失率は高いですよね。
 戦闘機でも艦載機は事故率も高いのですが、この空中火災というのは、この機体特有のデメリットだと思います。故障率で色々な機体を調べると興味深いデータがでるかもです。
 
by ワンモア (2017-07-11 13:46) 

johncomeback

確かに「子持ちシシャモ」に似てますね。
お腹の出具合いに親近感を覚えます(^^)

by johncomeback (2017-07-11 15:17) 

Cedar

イングリッシュエレクトリックというメーカーを聞くたびに、初期の電気機関車を思い出してました。鉄爺もガキの頃はヒコーキプラモにちらっと嵌りましたんで。
by Cedar (2017-07-11 15:24) 

ロートレー

30年も現役を守ったということは、上昇力が高く評価させれたということでしょうか
この落下タンクを棄てるときは、逆Gをかけるんでしょうかね~
by ロートレー (2017-07-11 21:09) 

なんだかなぁ〜!! 横 濱男

何となく・・・トビウオみたい。。(^▽^)

by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2017-07-11 21:34) 

ワンモア

☆johncomebackさま
 おはようございます。
>お腹の出具合いに親近感を覚えます(^^)
 同感です(笑)

☆Cedarさま
 あ、そうか、イングリッシュエレクトリックってそっちも作っているんでしたっけ(^^)

☆ロートレーさま
 おはようございます。けっこう長く使われていましたよね。最近の航空機たちは寿命が伸びてきました。
 増槽を落とすところの映像もいてみたいですね。なんかすごい違和感が(笑)プラモデルの工作だとつけるところ間違えた?と思っちゃいます。

☆なんだかなぁ〜!! 横 濱男さま
 このスタイル、魚を思い出しますよね(^^)私は秋鮭?
by ワンモア (2017-07-12 09:14) 

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました
Copyright © 1/144ヒコーキ工房 All Rights Reserved.

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。