最近、積極的に144シリーズを発売している「Mark1モデルズ」からドルニエDo17というドイツの双発爆撃機のプラモデルが予約発売されましたので、どういう飛行機なのかをご紹介します。
敵戦闘機を振り切れる高速爆撃機を!
ドルニエDo17は、第二次世界大戦中にドイツで運用された爆撃機です。初飛行は1934年11月と、ドイツの軍用機の中では古株にあたります。
この機体、高速重視で開発されたこともあって、空力デザインにかなり力を入れてます。
細い胴体であるために付けられた渾名が”空飛ぶ鉛筆”。
上から見ると曲線を多用した優美なスタイルですが・・・
横から見ると確かに・・・。
さて、そのデザインの効果ですが、低空性能や頑丈なことから運用では重宝はされたものの、開発競争が激しいこの時期では、高速性能はあっという間に追い抜かれ、その効果は乏しいものとなりました。さらにこの細い胴体が仇となり、爆弾の搭載量も増やせず、防御火器の増設も難しいものとなります。拡張性がなかったのですね。
この点、日本の零戦と同じことが言えそうです。航空機は、その時点では最高のものであっても、ある程度将来性を見込んだ拡張できる余地を残しておくことが大切なのですね。
ただし、この飛行機の幸運なのは、夜間戦闘機や偵察機としても転用されて活躍できたことでしょう。輸出型のDo 215も意外な活躍をみせます。
苦戦しつつも様々なバリエーションが存在。
さて、このドルニエDo17ですが、1940年のバトル・オブ・ブリテンの頃には旧式化しており、スピットファイアやホーカー・ハリケーンなどにバタバタと撃ち落とされてしまいます。
狭い拡張性もあって、E型からF,K,M,P,S,U型と改良を続けていましたが、最終生産をZ型とし、この頃にはすでに停止、拡張版のドルニエDo 217へと移っていきますが、最後まで活躍したものこのZ型の機体です。
派生型として、Z型の輸出型のDo215、夜間戦闘機型のカウツ(ふくろうの意味)という機体も製造され、ドイツ軍初のレーダー搭載の戦闘機となり大きな戦果をあげています。
メッサーシュミットBf109やユンカースJu87スツーカ、Ju88と共にドルニエDo17もドイツ空軍の主力機としてその名を連ねると思います。
Mark1モデルズからは3パターンのプラモデルが発売
発売は12月。予約はすでに始まっているようですが、今のところホビーサーチさんの所だけのようです(11/9現在)。定価は3,996円ですが、ホビーサーチさんでは2,997円(代引・銀行・カード決済)です。
キットの内容は1機にデカールが4種類ですね。
箱絵上からDo17Z-2/3「西部戦線」ドイツ×3、スイス×1の4種デカール
Do17Z-2/3「東部戦線」ドイツ×3、フィンランド×1の4種デカール
Do17Z-2「バルカン半島の戦い」ドイツ×3、クロアチア×1の4種デカール
西部戦線
東部戦線
バルカン半島。クロアチアは珍しいですね。
<追記11/10>
駿河屋さんでも予約販売始めました♪
→駿河屋 予約 ドルニエDo17Z シリーズMark I(マーク1)
◆今日の一枚
今日は朝一番の離陸があったようです。たまに深夜便もありますが、国際空港という感じがしますね。
こんな記事もどうぞ
昼前が離陸のピークかな?
音はうるさいですか?
by caveruna (2017-11-09 18:45)
横から見るとオニヤンマのように見えませんか^^
by ロートレー (2017-11-09 19:47)
いつも拙ブログへのコメントありがとうございます。
相方は「水」が恐いようでボートを拒否しました。
3年前に成田山に行った際にウナギを食べ損ないました。
やはり相方に拒否権発動されました(*´∇`*)
by johncomeback (2017-11-09 20:04)
まさにトンボのようですね。風防の大きさに比較して胴体の細さがちょっとアンバランス…。(´・ω・`)
by ys_oota (2017-11-10 00:33)
☆ caverunaさま
おはようございます♪ A滑走路から1キロないのに、意外と静かです。側面だからだと思います。それより三里塚のメイン道路のトラックの音がすごいうるさいです(笑)。電話で話ができないくらい。
☆ロートレーさま
オニヤンマ!ドンピシャかも(^^)
☆johncomebackさま
我が家もよく拒否権を発動されます。子供たちも昔は素直についてきてくれたのになぁ。
☆ys_ootaさま
おはようございます。そうなんです。横からみるとアンバランスな感じがすごいしますよね(;^ω^)
by ワンモア (2017-11-10 08:41)