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新年の豊富は「自分の幸福を他に依存しないこと」

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 2019年もスタートですね。毎年、元旦などに一年の豊富とか目標を決めたりするんですが、今年はこれで行こうと思います。

「他人や世界に期待しない」(笑)

これだけだと、かなりネガティブなイメージで、暗い人格だと思われますね。実際知人からも「ワンモア、何があった?そんな淋しいこと言うなよぉ (金八先生風に)」などと言われてしまうものですから、もう一言付け加えるなら

「自分の幸福の決定権を他人や世界に委ねない」

という一文を入れたいと思います。以下その説明を。


◆自分の幸・不幸を他に依存している心

 自分がカチンときたり、悲しんだり、喜んだりする時ってどういう時なのかなと思うと、他人の言動によるものが多いと思うんですよね。
 たとえば、自分が何かを施した時も、内心、相手の反応に期待していたりします。そして、その反応が自分の期待値以下だったりすると、がっかりしたり、時にはイラッときたり。
 小さいことで言えば、「nice押したのに返してくれないなぁ」とか(笑)
 また自分の中に「かくあるべし」という気持ちが強いと、それを満たせない行動をとられるとすると心は曇り始めますね。特に自分の家族とか親しい人などはその傾向が多いのではないかなと。ちゃんと家事をしなかったり、仕事や勉強をサボったり・・・。
 で、これに対して怒るのを当たり前のように感じていないでしょうか。「気分を悪くした私は被害者で、あなたは加害者なのだから、私は怒って当然だ」という考え方ですね。でもこれって本当に正しいのでしょうか。傷ついたから自分は被害者というその受け止め方は本当に正しいのでしょうか。そして親しい関係の場合ほど、どこか甘えの気持ちはないでしょうか。「これくらい怒ったって信頼関係は壊れないだろう」とか。
 
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喧嘩はほどほどに(笑)

 もちろん人間は、他者との関わりや結びつきの中で生きている共同体の一員ですから、自分で出来ないことがこの社会ではほとんどです。なので、他者を信頼して自分は自分で出来ることをしていくという考え方でないと、前へ進めないこともあります。なので、やるべきことをやってもらわないと困ることも多いですよね。
 生活のこと、仕事のこと、育児のこと、教育のこと、仕事のこと、行政のこと、助け合って、信頼していくことが何より重要だと思います。しかし自分にとって大事な人ほど、自分の幸福を相手に委ねてしまっている場合もあると思うのです「君こそが僕のすべて」とかね。大事な人ほど、その言葉一つ一つに喜んだり、傷ついたり・・・・。
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 こういうことを考えてみると、相手の言動で自分の幸・不幸が左右されているということになり、結局のところ、自分の幸・不幸を他者に委ねているということになっているのではないでしょうか。
 これに対して私は疑問を感じてます。人には心というものがある以上、自分の幸・不幸は自分で決められるはず。何をどう感じるかはその人の自由です。自分の自由と責任で物事をどう受け止め、どう感じるかができるはずです。
 にも関わらず、その決断・判断を放棄して他人の言動に自分の幸・不幸の決定権を渡してしまって、果たしてそれは良いことなのかなと。それは単なる甘えであり、依存であり、責任の放棄ではないではないかなと思うのです。
 いえ、もしかすると他人に指摘されるまで、「自分の幸・不幸は自分で決められる」ということすら自覚したことはないのではないか・・・。そう思うのです。 
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 恋人であっても鬱陶しいなぁとか、家族でもあっても精神的負担を感じる時、そこには相手の幸・不幸まで自分の言動で左右されているということが、精神的に負担、もしくは理不尽であるということを感じているからかもしれません。依存するあまり、大事な人に対し、プレッシャーを知らず知らずのうちにかけていないか、そう考える必要もあるかもしれません。

 さて、そこで、今年の豊富としては、自分の幸・不幸を相手には期待することはしない。そして、他人に任せるのではなく、自分自身で幸・不幸の感じ方を決めたい。こういう心境を目指そうと思う次第です。
 もちろん、「期待はしない」という言葉は語弊があるかもしれません。そこには「自分の幸福をあなたに委ねることはしない。あなたがどうであろうと受け入れる。そして信頼している」ということを付け加えたいと思います。


 で、自分の幸・不幸は自分で責任を持つということですが、そのためにはどうすれば良いのかなと考えました。2つ決めてみましたのでご紹介。

①自分の幸・不幸は自分で決定できると常に自覚すること。 

 相手の言動ばかりに気が囚われていると、このことを忘れがちになりますね。言われると当たり前だと思いますが、普段自覚しておかないと忘れてしまいます。これはパーフェクトという訳にはいきませんから、トータルで何勝何敗というかたちになるかと思います。
 また、怒るにせよ、悲しむにせよ、自分の意思でこの感情を選択したのであって、その結果の責任は自分が負う、責任は相手にはないと自覚することも大事かと思います。
 よく謝罪を求めるとか言いますが、謝罪をもらわないと怒りを収められないというのは、自分の心の自治権を放棄しているように感じます。自分の判断で怒りを選択したという自覚があれば、他人の力を借りずともその怒りは治めることができると思うのです。


◆第一の矢は受けても第二の矢は受けないという考え方
 生きている以上、様々な衝撃的な出来事が身に降りかかります。病気、死別、事故、非難・中傷などなど。これは心に衝撃を食らうものですから、長い人生を生きていく以上避けられないものだと思います。これを第一の矢とすると、必ずこの攻撃には続きがあります。続けて第二の矢が飛んできます。これが心に沸き起こる感情だと思うのです。悲しみ、怒り、憤懣やるせない気持ちなど。
 この第二の矢の先端には火が付けられています。打ち込まれたままにしておくと、その火はどんどんと燃え広がり、手がつけられなくなるかもしれません。炎上すると自分の身体さえも壊しかねません。
 「第一の矢はくらっても第二の矢は絶対にくらわない」こういう決意が大事だと思う次第です。
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 では、第二の矢を食らわない方法、また付けられた火を速やかに火消しする方法ですが、これも普段の準備が必要ですね。
 自分は「問題が生じたらその日のうちに片付ける努力をする」「謝らないといけない時は時間をかけずに速やかに謝る」「礼を言うべきことはすぐその場で言う」という心がけでやっていこうと思います。


②常日頃、自分の幸福感の底上げをしておく
 
 他人や世界に頼らない以上、自分自身で幸福感の底上げをしておく必要があります。頼らない=信頼しないということではありません。自分の幸福を他人に頼らない=自分自身がすでに幸福であるということです。
 
「自分はすでに十分に愛されている」という気持ちになるためには、ある程度宗教的な考え方も必要かもしれません。人生論の書籍をあたってみても良いし、色々な書籍を参考にしても良いかなと思います。自分にあった格言を見つけたら良いかなと。
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 「足ることを知る」「親孝行したいときには親はなし」「病気になって初めて感じる健康の有り難さ」「別れて分かる女房の有り難さ」など、世間でよく言われている言葉は、自分自身が実際に体験しないと分からないことが多すぎますね。なので、感謝の気持ちが高まるにような考え方は常に心がけたいなと思います。
 「会社があるだけまだマシだな」「家族がいてくれるだけマシだな」「五体満足な分、まだマシだ」「生きているだけで儲けもの」など、自分の不満を下げる言葉はいくらでもありますね。
 「これが幸福だ」と思っていた欲を捨てていくと、「本当の幸福」が出てくるかもしれません。

 人に何かをするときにも
お礼やお返しの動機からですると、

相手に何かする(期待する)期待以上の反応がない失望したり怒る結果不幸感覚になるから、相手に何かする(期待していない)期待以上の反応がないプラスの幸福にならないだけになります。

 何かをして欲しいという「領収書」的な思いからの行動を、十分いただきました、ありがとうございます的な「領収書」的発想に切り替えること。見た目は同じ行動をするにせよ、その思いは180度違います。これも大事な考え方かもしれません。

 さて、以上のことから、こういう視点を持つと、今まで当然と思っていた世界の見方、考え方が違って見えてくると感じています。

 「一人でも幸せ。でも誰かと一緒ならもっと幸せ」
 「孤独も好きだけど、集団も好き」
 「忙しくても幸せ、暇でも幸せ」
 「家族と一緒が一番だけど、単身赴任もそれはそれで良い」
 
 こんな心境を目指したいと思います。うーん、長くなりそうなので続きます。
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来たよ(29)  コメント(8)  [編集]
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コメント 8

middrinn

いいですねぇ(〃'∇'〃) 色々とインスパイアされ、
我が身を省みる点が幾つかありましたよ(^_^;)
by middrinn (2019-01-06 22:04) 

johncomeback

拙ブログへのコメントありがとうございます。
僕は8年前に電機メーカーを早期退職して以来、
ストレスフリーの仕事で脳天気に日々を過ごしています(*´∇`*)
by johncomeback (2019-01-06 22:13) 

caveruna

仕事のことで言えば、
今年は「チームワーク」を常に意識して、
仕事をしようと思います。
今の事務所、人数は代表を除いて4人。
30代2人、40代2人。
その中で私が一番年上なので・・・
昨年は、新入社員含め、皆新しい仕事に早く慣れるまで、
なるべく手を出さずに、個々にまかせていました。
そのかいあって、もうじゅうぶん一人前に。
だから今年は、忙しい時はまんべんなく協力し合って、
仕事をまわそうかなーって思ってます。
by caveruna (2019-01-06 22:57) 

ys_oota

良い意味での「鈍感力」というやつでしょうか。心配事ってほとんど、起きてもないことを勝手に想像してることがほとんどですよね。仕事や人間関係とか。私も鈍感力を使いこなせる人になりたいなと思っています。
by ys_oota (2019-01-06 23:39) 

横 濱男

すべて欲望ですね。。
欲望を捨てると気が楽になります。(^^)
分かっちゃいるけど・・・やめられない??。。
感謝する気持ちを持たないといけませんね。
by 横 濱男 (2019-01-07 18:42) 

駅員3

あけましておめでとうございます。
ご挨拶が遅くなり申し訳ありません。
今年もぼちぼち更新してまいりますので、よろしくお願いいたします。
目標・・・ここ数年毎年達成できていないので、恥ずかしくて公表できません(^^;;
by 駅員3 (2019-01-08 06:59) 

ねじまき鳥

新年の誓い、最近は中なか立てられません。
by ねじまき鳥 (2019-01-08 23:26) 

ワンモア

☆middrinn さま
 ありがとうございます。せめて勝率5割までは持っていきたいです。
☆johncomebackさま
 ストレスフリー、良いですね。とはいえ、自分も他人に比べるとストレスがない職場にずっといましたね^^
☆caverunaさま
 良いですね。チームワーク!うちは、言語の違いのコミュニケーションが難しいかなぁ(-ω-、)
☆ys_ootaさま
 「悩みの96%は取り越し苦労」という言葉を知って気持ちが楽になりました。結局、「今を生きていない」ということが不幸の原因なんですよね(-ω-、) 
☆横 濱男さま
 そうですよね。欲も色々とありますし、際限なくなります。「足ることを知る」ことが大事かな
☆駅員3さま
 あけましておめでとうございます。はい、またよろしくお願いします^^
☆ねじまき鳥さま
 歳をとるとあっという間に1年が過ぎますよね(-ω-、)

by ワンモア (2019-01-09 18:59) 

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