So-net無料ブログ作成

メッサーシュミットの最終進化型Bf109K-14のプラモデルが発売

 久しぶりにハードなヒコーキネタでも行きましょうか。専門用語も飛び交うので難しいと思われる方はスルーしてくださって結構です^^
Bf109マルセイユ.jpg
◆Bf109と第二次世界大戦

 実は第二次世界大戦のドイツの戦闘機、メッサーシュミットBf109という航空機が個人的に好きだったりします。その理由は様々あるのですが、なんといっても第二次世界大戦を丸々最前線で戦い抜いた戦闘機というのが筆頭理由かなと。
 通常5年もの間、大戦争が続くと技術進化の早い戦闘機は世代交代も早く、1,2年で交代というのもザラなんです。それこそ次世代機が出てこなかった零戦なんかは、戦争序盤は向かう所敵なし状態でしたが、戦争後半はバタバタと撃ち落とされてしまいます。まぁ、急激に操縦士たちの練度が落ちたというもの大きな理由なんですが。

Bf109_2.jpg
上からA、E、F、G、K型。10年でその性能は別機の如く進化しました。
 このBf109に関しても、性能限界が来て、戦争途中は苦しい展開にはなります。しかしながら加速性能の良さと一撃離脱の高速性能というポテンシャルを維持し、戦局が守勢になり、迎撃戦が主任務になると、迎撃専門の戦闘機としては優秀な性能を発揮。最後までドイツ戦闘機の主力を担うことになります。

 もちろん、性能限界が来ているにも関わらず、有力な次世代機が開発できなかったというドイツの事情もありますが、それでもドイツの超エースたちが最後まで愛し、使いこなしたというのは、やはり任務に適した性能を最後まで発揮したということに他ならないと思うのです。

 あとは、ドイツの空戦史に最初から最後まで出てくる戦闘機というのも好きな理由のひとつですね。それも常に主役で。要はこの機体一つでドイツの空戦史を学ぶことができるという訳です(ドイツ国防軍空軍の創設と滅亡の時期と全く同じ)。
ドイツ空軍の設立から栄光、そして終焉までこの機体ひとつで学ぶことができます。
 部隊カラー、エンブレム、様々な戦地塗装、戦地に合わせた武装、オプション装備、機体の変化。5年の戦史と航空技術が同時に学べる飛行機というものはそうありません。
性能云々よりも戦い抜いたという戦果が好きなんですね。こんな理由でこのヒコーキを愛でるマニアはそうはいないかもしれませんが^^
Bundesarchiv_Bild.jpg
ドイツ国防空軍(Luftwaffe)は1935〜1945の時期に創設

◆最終進化型Bf109K
 1935年に初飛行したメッサーシュミットBf109が、10年にも渡ってコツコツと進化を遂げた最終形態がこのBf109K型。いわばBf109の10年間の集大成ともいえます。
 エンジンはDB605Lという2段2速過給器付エンジンで、高度1万4千メールで最高速度740km/hを出せる予定でした。

 Bf109の開発史は1934年から。メッサーシュミット社(Messerschmitt)以前のバイエルン航空機製造会社(Die Bayerische Flugzeugwerke
)の開発した機体なので、頭文字をとってBfになっています。
 Bf109なのか、Me109なのか諸説ありますが、最近の主流だとBf109表記ですね。設計責任者はウイリーメッサーシュミットですが、根本的な設計部分は、ロベルト・ルッサーによるものと言われてます
(→隠れた名設計者、ロベルト・ルッサーの功績〜その1)

 
Bf109はE型以前とF型以降と大別できますが、1935年に初飛行してE型でほぼ完成型となっていました。1,000馬力級のDB601Aエンジンを搭載したEシリーズは大戦初期の主力となり、ドイツ快進撃の中心となります。しかし、理想の設計思想を実現できたのはF型になってから。
 DB601エンジンの排気量を増加させ、パワーアップを図ったDB605エンジンは数々の改良を得て、1,500まで性能を向上(戦争末期は2,000hp近く)。
 これに、翼型の大幅な変更と全体的に洗練し直し、別機と言ってもよいほどの改良を加えたF型は、再び連合国機に対し優位に立つことができました。
Bf109F-4_Gelbe14_Ma_JG27_kl96.jpg

洗練されたBf109F型。他国だったら、別の機体ナンバーをつけるかも

 F型の生産が始まったのは1940年の11月から。その後も後継機の開発に次々と失敗して、これぞといった主力戦闘機を実戦に投入できなかったドイツ空軍省は、F型の火力増強など手を加えていきます。
 空力的には最高の機体設計であったF型も、機銃の大型化や整地されていない現地の滑走路対応や着陸事故の増大により(元々主脚の構造が弱く事故が多かった)、主脚タイヤの大型化のなど、機体のあちこちにバルジが出来てきます。それはまるで連合国によりボコボコに殴られ、あちこちにコブが出来きても必死で戦っている姿そのものともいえます。
Bf109_1.jpg
各型の機首と主翼のバルジの変遷

◆最終生産型のK型。そして幻のK-14型
 しかしながら最終生産型のK型になると、応急処置であちこち膨らんだバルジなどを再び空力的にデザインし直し、尾輪も引き込み式にしたり、主脚カバーも完全密閉式にしたりしてさらなる進化を遂げます。
 搭載予定のDB605Lエンジンこそ間に合わなかったものの、空力的にリファインされたその機体は、更に速度があがり、新米パイロットには扱いにくい機体ではあるものの、百戦錬磨のエースたちにかかれば一撃必殺の刃を持った、連合国機にとっては決して侮れない性能を維持しました。
E3838FE383ABE38388E3839EE383B3.jpg
史上最高の撃墜数を誇るエーリッヒ・ハルトマンも最後までBf109に搭乗していました

 しかしです。このK型、実は終戦間もない4月に念願のDB605Lエンジンを搭載して実戦に参加したという情報もあります。その姿なんですが、今までのBf109とは外見上すぐに見分けがつくほど異なるものでした。 
 最大の特徴は今までの3枚プロペラから4枚プロペラになっていること。2段になった過給器は、左側だけが更に膨らみ837mm→931mmに。そのためK-14のカウリングは更に大きく膨らんだと言われています。
 武装は30mm機関砲×3門、13mm機銃×2丁という重装備。ヴィルヘルム・バッツ少佐(237 機撃墜のエース)率いるJG52/Ⅱ飛行隊に配属されたという未確認の記録もあるそうですが、少佐自身はこの4枚プロペラのBf109は見た記憶がないと語っており、真意は不明です。
 
Bf109K-14.jpg
Bf109K-14の想像イラスト

 いずれにせよ、ドイツ第三帝国空軍の創立から終焉まで主力戦闘機の座に君臨し続けたBf109の最後を飾った高性能機が、ミステリアスな謎に包まれているのもいかにもドイツ的なような気がしますね。

◆AZモデルのBf109K-14

 さて、そんなミステリアスな機体、K-14がAZmodelから72スケールで模型化されています。
 定価は3,348円(税込)ちと高めですが。輸入プラモデルですから致し方ないかな。

Bf109k14.jpg
Bf109-k14.jpg
bf109.jpg

もし、最安値を狙うなら駿河屋さんですが、予約はまだのようですね。購入をお考えのようでしたらこちらからどうぞ→AZ Model | 通販ショップの駿河屋

<Bf109の関連記事>
→コンドル軍団とBf109、それとピカソの「ゲルニカ」
→Bf109V-15を作る
→隠れた名設計者、ロベルト・ルッサーの功績〜その1
→孤独の天才エース、ハンス・ヨアヒム・マルセイユについて〜その1
→352機撃墜の世界最強のエース、エーリッヒ・ハルトマン
→戦後に開発されたメッサーシュミットBf109
→ドイツ機の塗装と対応塗料
→WKC11のBf109Gと世傑のBf109Kの比較をしてみた


◆今日の成田


 この3連休は大雪→快晴→雪でした。家にも帰れず、事務所に寝泊まりの身の私としては外出もせず、自分の仕事に専念できた3日間でした。
HAPPY.JPG

 うっすらと積もる雪の日は、つい思い出してしまう、身の上に起きた怖い話があるんです。実話怪談、そろそろ公開するつもりです(笑)

雪.jpg
自分が体験した中で一番ゾッとした話を・・・
こんな記事もどうぞ

来たよ(38)  コメント(10)  [編集]
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 38

コメント 10

middrinn

「メッサーシュミット」という名前の戦闘機を小生まで知ってるのは、
「メッサーシュミットBf109」のお蔭、ということなのかな(@_@;)
by middrinn (2019-02-13 09:00) 

ワンモア

☆middrinnさま
 メッサーシュミット、ゼロ戦、隼、ムスタング、スピットファイアは僕らの子供時代には名前だけでも知っていましたなぁ。やっぱりBf109が有名ですね。それとMe262もかな。
by ワンモア (2019-02-13 13:32) 

caveruna

怪談久しぶり^_^
楽しみだなぁ♪
by caveruna (2019-02-13 13:53) 

johncomeback

怖い話に興味津々、怖いのと辛いの好きです(*´∇`*)
by johncomeback (2019-02-13 15:08) 

Hide

零戦とメッサーシュミット位ですか名前が出て来ますのは!
怪談話はちょいと早いかも?でも目覚ましにはいいのかな?
雪の上に足跡がつかなかったんですよね・・・怖いわ〜><

by Hide (2019-02-13 19:32) 

横 濱男

寒い冬に実話怪談・・・余計に寒くなりそうです。

by 横 濱男 (2019-02-13 19:34) 

ys_oota

色々な型があるのはゼロ戦に似ていますね。でもドイツのレシプロ機は機体デザインがイマイチ私好みではないのですよねぇ。欧州の機体では英国のスピットファイアが一番の好みです。^^
by ys_oota (2019-02-15 00:39) 

ワンモア

☆caveruna さま
 自分の仕事を公開したので、怖い話は沢山出せそうです(笑)
☆johncomeback さま
 お待ち下さい^^でも実話系なのでどこまで怖いか・・・
☆Hide さま
 メッサーシュミットが出てくるのはスゴイですよ〜真冬の怪談もなかなかですよ
☆横 濱男 さま
 寒くなりますよ〜^^
☆ys_oota さま
 スピットファイアの初期型が自分好きです。後期になるとスピットファイアらしさがなくなってきますね。翼型も層流翼になったり、水滴風防になると何が何やら┐(´д`)┌
by ワンモア (2019-02-15 20:10) 

Hide

今晩は〜成田階段?怪談ですよね・・・
短い首を長くしてお待ちしております!メッサー
by Hide (2019-02-17 19:00) 

ワンモア

☆Hideさま
 お待たせしました〜成田階段?雪の上に足跡がつかない?
 なぜ、お分かりに(´⊙ω⊙`)
by ワンモア (2019-02-19 08:51) 

Copyright © 1/144ヒコーキ工房 All Rights Reserved.

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。