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本多静六博士と四分の一天引き法

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本多静六博士(Wikipedia)


 ちょっとブログとは関係ない話題なのですが、明日の29日は、自分の好きな方の命日なので記事にします。
 本多静六博士ってご存知でしょうか。明日の1月29日この方の
命日です。
(本多静六 ほんだせいろく1866年8月11日誕〜1952年1月29日没)

 日本の林学博士、造園家として多大な功績を残し、日本の「公園の父」といわれています。明治神宮の森を設計したことで有名ですが、日本全国の彼の手がけた主な公園、風景策の数は75にも及びます。
 なかでも”首かけイチョウ”と呼ばれるイチョウの木があるのですが、道路拡張のために、移植不可能と言われたイチョウの木を伐採の危機から守るべく「私の首に賭けても移植を」と懇願し、日比谷公園に移植、成功させました。推定樹齢は400年で公園で最も古いイチョウとしても知られています。

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 このように本業の林学、造園でも功績を残されていますが、それ以外に処世術といいますか、勤倹貯蓄の方法でも知られてます。
 これは幼少時に父親を亡くして経済的に苦労した経験とドイツ留学でのルヨ・ブレンターノ教授の教えから、来ているのですが、有名なものに「四分の一天引き法」というものがあります。元は仏教の教えで、釈尊が在家の人の事業の繁栄、成功の教えとして「将来のために四分の一ぐらいを蓄えよ。」という教えを説いたらしいのですが、その教えを自らが実践し、実際に莫大な富を築きました。
 でも、この方の偉大なところは、一生懸命築いたその巨額の富を、退官を機に匿名でほぼすべてを教育、公共の関係機関に寄付したことでも知られています。
 いやぁ、今の日本では考えられませんよね。
 このころの日本って、
線路を造るのに自分の土地を惜しげもなく寄付した地主さんとか、無欲というのか、まだ、貧しい日本のために財産をなげうってくれた方が多くいたと思います。 日本が発展した訳です。

 また、日々1ページ原稿を書くことを常としたため、370冊を超える著作も残されています。


【実際の貯蓄法】


 その実際の勤倹貯蓄の方法ですが、手取り月収が40万なら、1/4の10万円を天引きして貯金をします。30万で生活をするわけですね。さらに臨時収入があった場合は全て貯金してしまいます。

 うーん、実際は無理!という方も多いと思いますが、「貯金は貯めようと思わないと絶対に貯まらない」ですから、まずは貯めようと決意することからスタートしないといけません。
 
 毎月10万円を貯めると3カ月で30万円、つまり1ヶ月分の生活費ができあがります。これを1年間続ければ、4か月分の生活費を貯めることができます。30年間で10 年分の生活費ができあがることになりますね。
 本多博士はこの富を分散投資して、更に貯金額を増やしていきました。
 
 自然に生活していくと、自分の収入に応じた生活スタイルになりますが、40万の生活スタイルを改めて30万なりの生活スタイルに切り替えていくということなのでしょうかね。
 やってみたい気もしますが、困った時に手を出さない方法も欲しいところです(笑)

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【自分が効果があった貯金の方法】

1円貯金

 1円からスタートし、1日に1円ずつ増やしていく方法です。例えば、1日目は1円、2日目は2円・・・・1ヶ月後は30円という感じで。最後の日は365円になりますが、年間で68,620円貯まります。これは簡単そうに見えて後半段々
キツイなります(笑)。
 最後の月は363円、364円、365円とかなりキツイです。
 でもこの方法の目的は「貯金をする習慣を身につける」というところにあると思います。差最初は楽勝なのですが、貯金の習慣ができるようになると、後半のキツさにも耐えられるのです。最後は意地です(笑)。
 これのバージョンとして一年間を何等分かして毎日100円の月、200円の月という風に分けるのも分かりやすくてよいです。


毎日出る小銭をすべて貯金箱に入れる方法

 これも効果あります。毎日就寝前に財布の中の小銭を全て貯金箱に入れるのです。翌朝は小銭がない状態でスタートします。100円から入れると流石にキツイですから、自分は50円以下とか決めていました。
 財布の中は小銭がない状態ですので買い物は楽です。財布も軽いです。

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貧乏性にならないようにプチ贅沢を。

 
貯めるのが目的化すると性格が貧乏性に陥りやすいです。なんというか、「贅沢は敵だ」みたいな感覚になるのです。
 でもこれはかえってよくありません。ですので、週1回は小休止みたいな日を設けました。
その週にたまった貯金の一部を一日だけ贅沢に使うのです。
 要は余剰予算をその週に使い切るみたいな感じです。この日が楽しみで頑張れるというモチベーションの維持につながる方法でした。 


貯金は使う目的がある方が貯まりやすい

 貯める目的がはっきりしているとかなり効果ありますよね。いつまでにという期限付きだとなおさらです。自分は独身時代に上記の方法で200万円を貯めました。一年間、仕事をしないで勉強することと旅行の金額です。はっきりしたビジョンがあると実現化しやすいです。

 本多静六博士の著作には見習うべき点が非常に多く、たまにもっと志を高く持たないといけないなと考えさせられることがあります。
 老後に楽をしたい、好きなことをやりたい、子どもたちのために財産を残してあげたいという個人的な欲求だけではなく、地域に貢献したいとか、公のために富を蓄えるということも考えないといけないと改めさせられます。


→本多静六博士顕彰事業(埼玉県久喜市HP)

→〜日本の公園の父〜本多静六博士(旧菖蒲町HP)


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コメント 3

ちょいのり

色々有りまして、ようやく去年の秋から貯金をし始めました^^
結構鉄の意志ですよ?いまんとこw
だいぶ遠回りになってしまいましたが、
やっぱり自分の店を出してみたいです^^

by ちょいのり (2015-01-29 01:22) 

johncomeback

拙ブログへのコメントありがとうございます。
チャーハンはタイ米の方が美味しいと思います。

かつて500円玉貯金やってました。
10万円が5~6回貯まりました(^^)ニコ
by johncomeback (2015-01-29 05:59) 

タイド☆マン

毎日出る小銭・・・ 
コレ やったコトがあります
横川の釜めしの釜を持ち帰って 小銭入れてました(笑)
オットーカリウスさんの情報ありがとうございます☆
by タイド☆マン (2015-01-29 19:46) 

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