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思い出のプラモデルあれこれ

 模型少年だった時の記憶を紐解いて印象に残っているプラモデルを幾つか紹介していきます。

 ちなみに人の記憶に残りやすいのって「匂い」だそうです。

 これは、嗅覚のみが他の五感と違い、直接感情の記憶する扁桃体につながっていることからくるもので、ある特定の匂いが
、それにまつわる記憶を誘発する現象は、フランスの小説から「プルースト効果」と呼ばれているそうで。 振り返ってみると何十年も前なのに意外に覚えているに自分でもびっくりなのですが、これもプラモデル製作に伴う、シンナーの臭いからくるプルースト効果なのでしょうか。うーん。

以下、写真は実際のプラモデルとは異なります。Amazonから拝借

◆この道に入るきっかけの機体、1/32三式戦闘機「飛燕」

 自分が飛行機の道に入るキッカケになった機体なのです。兄がこの1/32スケールという大きなプラモデルを作っているのを見て、飛行機のカッコよさに惚れ込んだのでした。自分は当時小学生。兄はその後も戦車や軍艦などを作っていましたが、私はこの最初の印象が非常に強かったのか、その後も飛行機にのめりこむことになりました。

1/32川崎 キ61 三式戦闘機 飛燕 I型 丙

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 何の塗装だったかもはっきり覚えていて、胴体に赤い帯でした。おそらくハセガワではなく、レベルのプラモデルだったのではないかと思います。 
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◆最初の購入キット タミヤ1/100「Me262&Me163」

 自分のお小遣いで最初に購入したキットなのです。確か
当時は300円ぐらいだったような気がします。
 今の目でみると、パネルラインのモールドの省略はあっさりしていてどこかしら物足りなさを感じてしますますが、造形はさすがタミヤ、特長をよく捉えていると思います。

 1/100スケールの彩色済みキットが童友社の「翼コレクション」から発売されていますが、これも並べて飾るとコレクションの幅が広がると思います。

 

Cap 715.jpg
 

◆異形の機体「ドルニエDo335プフィール」


 当時は東京に住んでいて、荒川の土手のずっと先にある駄菓子屋で買ってきたプラモデルです。この当時はスーパーカーブームで、みんなスポーツカーばかりコレクションしたりプラモデルを作っていましたので、私も影響を受け始めていた時に買ったプラモデルなのです。
 スーパーカーに浮気しかけていた心を一気に飛行機に引き戻してくれたプラモデルでした。
 どこのメーカーは忘れましたが、この機体、なんと前と後ろにプロペラがついていて、しかも座席が2つあるというトンデモ機でしたのでインパクト大でした。

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 完成させた記憶がありません(笑)


◆半透明キットの衝撃 1/50 タミヤ「彩雲」
 

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 サイズが中途半端なキットでした。いや、1/72とか1/48スケールの方が半端か?。この頃のタミヤって1/100スケールとか、かなり独自路線を走っていたのですね。
 このキット、胴体の半分が透明パーツになっていて中身が見えるというキットでした。
この時代は、モータでプロペラを回して地上を走らせる零戦とか、有線リモコンのタイガー戦車とか、お風呂で遊べる潜水艦とか、遊びココロのあるキットが多かったように思います。
 これ、モデラーさんたちの間では伝説のキットのようです。作らないでとっておけば良かった(笑)。

こちらのサイト様で製作記事と完成品を見ることができます。
http://www.webmodelers.com/201312tamiyasaiun.html


 ◆どうしても欲しかった模型。レベル1/48 Bf109G-10/K-4
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 高専の学生時代にどうしても作りたかったのがこれ、レベルの1/48スケールのBf109K-4です。正確にはG-10らしいのですが、ドイツ空軍の象徴、メッサーシュミットBf109最終形態のK型といえば、この模型しかなかったのです。
 Bf109はF型が空力的にも一番洗練されているといえますが、この左右非対称に張り出したエンジンカウリング、重量増加のために大型タイヤを収納するために翼上面にまで大きく張り出したバルジ。地上視界を高めるために長く伸ばした尾輪等など、良くも悪くも最後まで戦い抜いた戦闘機らしくて好きなのでした。

 これ以外にも、製作中に不思議な出来事があった「零戦」、出戻りモデラーのきっかけになったFw190D-9の食玩等などありますが、それはまた別の機会に。

 
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コメント 10

johncomeback

拙ブログへのコメントありがとうございます。
今朝の仙台は ー4.3℃でした。でも、雪が積もら
なかったので良かったです(笑)
by johncomeback (2015-02-10 11:51) 

kinkin

自分も最初は何だったかな・・・・Revellだとスピットファイヤーを
組んだ記憶がありますが、余りにも酷い成形で主翼の根本に
大きな隙間が空いてそれを修正するのに苦労した覚えがあります。
やっぱり暫くしてのハセガワの精度の良さにはビックリした自分です。
飛行機のプラモデル=ハセガワと言う感じですね。(タミヤは戦車ですね)
by kinkin (2015-02-10 13:26) 

駅員3

レベルのマークが懐かしいですね!
我が家の屋根裏には、タミヤの1/100ミニジェットシリーズがB52まで全機種揃っている・・・はずです(^^;;
by 駅員3 (2015-02-10 14:39) 

タイド☆マン

私はゼロ戦だったような気がします
>高専
6つ上の親戚の兄さん 工学科でした
本棚に「ラーメン構造」 とかの本があり
え? ラーメン!? と思ったコトがあります

by タイド☆マン (2015-02-10 20:50) 

ロートレー

私が子供のころは、まだプラモデルがなくて、ソリッドモデルと言っていましたね~。
箱を開けると、ほうの木の塊が出てきて、それを削ってパンサーを作りました。(飛行機です)
サーフェイサーで木目を埋めて、水研ぎして、塗装して、千枚通しの先でリベットを打つんです。
分かるかな~?
by ロートレー (2015-02-10 21:23) 

Falcon

自分の最初は覚えてないですね。
やはり、一時期は1/72スケールの飛行機のプラ模型を作っていた時期もあるし、戦車ばかり作っていたり、帆船ばかり作っていたりしていましたね。
by Falcon (2015-02-10 22:32) 

ワンモア

★johncomebackさま
 まだまだ寒いですよね。路面にお気をつけて。

★ kinkinさま
 こんばんは~。昔のプラモデルってそうでした(笑)
 バリとか当たり前でしたよね。

★駅員3さま
 な、な、なんと!機会をみて是非、
 ブログでアップしくださ〜い。見たい!

★タイド☆マンさま
 ラーメン構造。たしかドイツ語が由来だったと記憶しています。びっくりしますよね(笑)
 剛接合された構造のことでしたっけ?懐かしい!

★ロートレーさま
 今はソリッドモデルの方が高級感がありますよね。
 リベット打ちは昔、プラモデルでやりました。
 超大変だけど、のりはじめると全部、打ちたくなります(笑)。
 昔のプラモデルはリベットが凹ではなく凸のものが多かったので、ペーパーがけが大変だった記憶があります^^;

★Falconさま
 みんな模型少年だったのですね〜^^
 昔、西日暮里の問屋街に1/72の飛行機の専門店があったのです。
 6畳2階の狭いお店で、地元では見たことのない輸入品の模型が全部宝の山に見えました(笑)。
by ワンモア (2015-02-11 01:23) 

ちょいのり

あ、どうしよ・・・
みんなかっこいい模型話だけれど・・・
ボクはガンプラとかロボダッチだ・・・^^;

by ちょいのり (2015-02-11 01:52) 

hideta-o

タミヤの有線リモコンの戦車、懐かしいです。子供の頃よく遊びました。

by hideta-o (2015-02-12 12:54) 

ワンモア

★ちょいのりさま
 ロボダッチ、懐かしすぎる(笑)
 私もなんか色々と思い出してきました^^;
 変なプラモデルもそういえば作ったかも(笑)

★hideta-oさま
 昔のプラモデルって面白かったですよね。
by ワンモア (2015-02-13 22:21) 

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