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エデュアルド 1/144 ”Ju87Gデュアルコンボ”購入レビュー!

 チェコのメーカーであるエデュアルド製のプラモデルが届きました。
 急降下爆撃機(スツーカ)の代名詞ともなったJu87のプラモデルです。2機セットで1,600円位。

Ju87G_11.jpg


 怪しい海外メーカーもあるなかで、このエデュアルドは定評があります。前回のMe262Bも良いキットでした。チェコってプラモデルのメーカーがやたら多い感じがするのですが、元々工業力の高い国だったんですね。他にも
模型用の電子、機械デバイスにチェコ製が多いのはそういう理由だそうです。
 さて、そんなで安心してポチッと押した、エデュアルドのJu87G。最近は送料無料のヨドバシ・ドット・コムをよく使います。
 商品がどんなに安くても送料無料なので助かりますね。塗料一瓶から発送してくれるので申し訳ないくらい^^;
 というわけで、到着しました。送料だけでも普通に送っても600円以上かかるところ無料です。ありがたや。

 1/144スケールにしては大きい箱。
 コンボセットなので2機入り。1機が1ランナーという感じですね。

Ju87エデュアルド.jpg


デカールとマスキング用のシールがついています。芸が細かい!

Ju87G_10.jpg
Cap 594.jpg
大きなスケールではよく付いてくるマスキング用シール


 エデュアルドは元々はエッチングパーツメーカーだったので、エッチングパーツが小さいながらもついてきます。ポイント高し。こういうの本当、嬉しいですね。

Ju87G_09.jpg


 さて、説明図はというと小冊子になっています。カラー塗装図は3機種分。G型ですのでやっぱりルーデル大佐機が入っているのはお約束。この37mm砲を搭載することの案を出したのがルーデル大佐ですので。

Cap 593.jpg


Ju87G_07.jpg


 エデュアルドのモールドは繊細かつ精密で、とても簡易インジェクションとは思えない仕上がりです。金型も現在は軽合金になっているので、通常のインジェクションキットと較べても遜色ないと思います。

Ju87G_06.jpg

 ただ、細かい造形での射出は難しいのか、日本のメーカーなら一体化してつくるパーツも細かく分かれているので、スケールの割にはパーツ数が多いのも特徴かもです。

Cap 595.jpg
プロペラも一枚一枚接着

 

Ju87G_05.jpg

 Me262の時もそこがちょっと大変でした。なんせプロペラもこのスケールでは珍しいバラバラ状態。金型設計デザイナーさんの好みもあるのでしょうか。
 差し込む穴がついていますが、単なる位置確認のためだけで仮組みができる訳ではないですね。この点も至れり尽くせりの日本のメーカーとは違います。

 さて、このG型、原型がB型との金型の使い回しなのか、B型用のポッチがついたままになっています(笑)。

Ju87G_01.jpg

 このポッチ何だ?と探しましたがそれらしいものはないです。
 急降下爆撃用のダイブブレーキの取付位置穴ですね。それと、翼下面の爆弾ラックの穴です。
 もちろんG型では装備されておりませんので、この穴は不必要ということで埋める必要があります。

 説明書でも爆弾ラックも取り付けるように指示が書かれていますが(A6とA10のパーツ)、これは恐らく誤りだと思います。
ご丁寧にパーツまで付いていますが・・・。 

Cap_596.jpg

 おそらくG型はD型ベースの改装なのでD型にもできますよという意味なのかもしれませんが、それならダイブブレーキも付けて欲しかったところです。
 もしくはこのシリーズ、エデュアルドはB/D/R/Gと、全機種ラインナップされていたので、その名残りもあるかもしれません。

 さて、日本では食玩でも当たり前になってきた操縦席内部の再現。このJu87は一切ありません(笑)。でも一昔前のこのサイズのプラモデルってこうでした。
 でも造形が素晴らしいので全然OKです。

Ju87G_03.jpg
削るだけでもそれらしい雰囲気も出ます。


ちなみにこのサイズのJu87、人気なのか、各社出ていました。
国内の食玩だけでもなんと4種類
マイクロアーマーのJu87B/R/D/Gとほぼ全種類
ウイングクラブコレクションPart2 Ju87B
ウイングキットコレクションVol.4  Ju87G-2/D-5
ウォーバードコレクション「急降下爆撃機」
Ju87G-2/D-5
 
 それ以外にもプラモデルで、レベルとズベダからも発売されています。
 でも個人的に一押しはやはり、このエデュアルドのJu87BとJu87G。
 エッチングパーツやフラップ類が別パーツで細かく分かれているのが一番のポイントかと思います。最大の欠点はコクピット内部がないということでしょうね。
 

 でも、このまま組み立てるにはちょと寂しいので、操縦席内部は自作しましょう。
 あと、今回のポイントとなる37mm砲も手を入れたいと思います。

Ju87G_02.jpg
下が食玩の37mm砲

  来年の製作予定で購入したのですが、我慢できずに手を入れ始めています(笑)。
 いかん、これ、全機製作できなくなるパターンだ。駿河屋さんでは1,300円(税込み)で最安です^^(+送料257円)

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コメント 7

隊長

プラスチックのエッジング、金属のエッジングに比べて難しいのでしょうね。写真を見ても、バリが全く出ていないので、かなりの技術レベルなのでしょうね。
by 隊長 (2015-11-30 14:17) 

タイド☆マン

確かに戦車プラモのエッチングパーツも チェコ製だったような
144サイズ 私もう 作れないです 目がついていきません
by タイド☆マン (2015-11-30 20:28) 

ワンモア

★ 隊長さま
 こんばんは~チェコは東ヨーロッパのドイツか日本のような位置づけなのかもしれませんね。プラモデルもかなり盛んなようです^^

★タイド☆マンさま
 こんばんは~肩凝ります(笑)でも住宅事情や製作ペースを考えると1/144は最高ですね^^;
by ワンモア (2015-11-30 23:18) 

kinkin

プラモデルに真鍮のエッチングパーツが付属とはスゴイですね。
by kinkin (2015-12-01 05:45) 

ワンモア

★kinkinさま
 このスケールで付属で付いてくるのは珍しいと思います。
 プラでは表現できない薄さが再現できるので、助かります。さすがチェコのメーカーといったところでしょうか^^

by ワンモア (2015-12-01 08:05) 

johncomeback

そういえば、中学の社会科の授業で
チェコスロバキアは重工業が盛んだと習ったような覚えが・・・
by johncomeback (2015-12-01 09:14) 

ワンモア

★ johncomeback さま
こんにちは、そうそう、私たちの時代は、「チェコスロバキア」ですよね^^
「プラハの春」とか有名だったなぁ・・
by ワンモア (2015-12-01 09:29) 

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