◆運の良い人に見られる一つの特徴
最近、色々と運のいい人、悪い人などの記事を書いてきましたが、ここらへんでまとめようと思います。
歴史上の人物を紐解いても、運の善し悪しが色々と出てきますよね。源頼朝は初戦で敗退し逃げ隠れていたところを敵方の梶原景時に助けられていますが、もし景時以外の武将に発見されていたなら確実に殺されていたはずですし、織田信長にしても桶狭間の戦いで豪雨のお陰で奇襲に成功して今川義元の首を獲ることができました。
源頼朝(左)と織田信長(右)
「運」というものをテーマにして一つのブログができそうな感じなくらい世の中には、運・不運のもたらす人間ドラマが溢れています。 でもまあ、「運の良さも実力のうち」なんてよくいいますので、「運が良い」人は、常日頃事前の情報をちゃんと集めていたとか、日頃の修練を怠っていなかったなどの努力の積み重ねがツキを呼び込んでいると思われます。
また、運が悪かったと言っている人も、はたから見れば単なる見識不足であったり、やるべきことをやっていないで招いた結果に過ぎないこともあると思います。 それでも内ケ島氏のように、予測もつかないような自然災害など人知を超える部分に関してはもう、諦めるしかないのですが・・・(内ケ島氏:戦国時代で唯一、災害で滅亡した一族)。 で、とりあえず、現地点でまとめてみたところ、やはり運のいい人の共通点があるようです。◆運が良いと思っている人は「根拠のない自信」がある TBSラジオの武田鉄矢「今朝の三枚おろし」で語っていたのですが、このセリフ大好きです「根拠のない自信」(^^)。 要は「自分は運が良い」と思っている人は実際にその通りになっていくというのですね。うーん、「なんだ、単なる思い込みじゃないか」、「気持ちの問題じゃないか」という方もいらっしゃるかも知れませんが、これ意外と実は重要な感じがします。
積極性に違いが出る
「自分は運がいい」と思っている人と「自分は運が悪い」と思っている人は積極性においてかなり違いが出るそうで。
そうですよね。自分が運が悪いと思っていると何かトラブルが起きた時に「やっぱりな。自分が運がないからこういう目に遭うんだ」と思ってしまい、そこで行動は止まってしまいますが、自分が運が良いと思っている人は「そんなはずはない。自分は運がいい人間だから、まだイケるはずだ」と思います。この差はかなりデカイと思うのです。
実際、宝くじなどに当たる確率なども、運がいいと思っている人、思っていない人、統計上はあまり変わらないそうなんです(運を8年も研究しているリチャード・ワイズマン博士の研究結果による)。
要は、運が良いと思っている人は行動する回数、チャレンジする回数が多く、運が悪いと思っている人は回数が少ないということですね。
宝くじとか懸賞とかキャンペーンの応募なんかは、購入すればするほど、出せば出すほど、当選確率は上がりますよね。当然ながら。でも、運が悪いと思っている人は諦めているので、試行回数が少ないのです。
自分は運がいいと思ってる人は、自信や期待感を高めることによってモチベーションが上がり、結果的に人生で大きな差を生むんじゃないかなと。それが、運がいいって結果につながっていくわけです。
自分自身を振り返ると「不幸中の幸い」ということが多かったように思います。トラブルや事件・事故に巻き込まれることが人以上に多い感じがしないでもないですが(;^ω^) 、なんとか不幸中の幸いで助かっています。傍から見れば「お気の毒」とか「運が悪い」と言われることもありますが、そういう言葉は跳ね返して「いや、これだけの被害で済んだから自分は悪運があるのだ。まだ神さまは見捨てていないのだ」と思う(思い込む)ようにしています。
それに、人生色々あったほうが、経験になるし、ブログや話のネタに尽きないということも(笑)。
人間関係に差が出る また運が良いと思っている人は、明るく、行動的になりますから寄ってくる人も増えてくると思うのです。仕事や人間関係においてもこの差は大きいですよね。 自分がお付き合いするなら「自分は運が悪い」と公言している方とはあまりお近づきににはなりたくないと思います(;^ω^) 。なんか一緒にトラブルに巻き込まれるかも?なんて・・・。
それと「俺は悪運が強いから」と、それを自慢にしているような人は敬遠したいところ。
また、運任せにして、のんびりと構えて何もしないという人も・・・。
「根拠のない自信」とは、何もしていない、努力もしていないということではなく、実は、お天道さま(神様とか天意?)や「いくら頑張っても未来はどうなるか分からないよ」という謙虚さの現れで、自分がやれることはしっかりとやっている人が多いもの事実のようです。◆反復や繰り返しなど毎日の積み重ねをコツコツしている
実際に運が良かった人などは、毎日のルーチンワークをコツコツと積み重ねていることが多いようです。
奇跡の幸運艦と呼ばれた「雪風」の乗員たちの熟練度は他の艦に較べても群を抜いていました。危機回避能力も高かったのです。
奇跡の幸運艦と言われた雪風
武道の修練も同様で、日々、同じことを繰り返していることで、ちょっとした違いが違和感として直感が働き、危険やトラブルを防ぐことができるとのこと。
毎日同じ道を通ることによって、待ち伏せの気配とかを感じ取れるようになり、危機を脱することができたのは明治維新の志士たちにもあったようです。
日露戦争の立役者の東郷平八郎も、毎日必ず同じ道を通るようにしていたとのことですが、それは、その日の気分で道を変えることで、何かが生じると運が出て来る場面になるので「運を余計なことに使いたくない」という理由だったそうです。
この点で、頭は良かったし見識も充分にあったのに、何かとついていなかった、生粋のギャンブル好きだった連合艦隊司令長官の山本五十六とは好対照だと思います。
さて、運の良さには、このように努力を積み重ねていることの大切さもあるようですが、この努力にとらわれると逆に運が離れてしまうという話を次回にしてみたいと思います。
→続きます。
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2017-05-05 10:25
来たよ(29)
コメント(6)
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私、運がいいんです、宝くじは別として・・・
今日まで運良く生きて来ました、これからも・・・
by Hide (2017-05-05 14:41)
同期の連中には、亡くなった友人も多いですが、この年になっても、
元気で過ごせていることは、運が良いということでしょうか、根拠のない
自信ですね。
by kohtyan (2017-05-05 16:02)
ここ2~3年、宝くじがカスリもしない。。
以前は、良く当たったのに…3000円ですけどね。
運が離れてしまいました。
イヌのウンは玉に踏みますが。。(^0^)
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2017-05-05 18:44)
僕は小学校5年で実父が他界して「生活保護」を受ける身となりました。
1年半後に母が再婚した義父とは軋轢があり、自分は不運な星の下に
生まれたと思っていましたが、ある事をきっかけに「自分はラッキー」と
自分に言い聞かせるように努めてきました。結果、今自分は心から幸せ
だと思っています。
by johncomeback (2017-05-05 21:12)
伯父がよく事故とかにあう人で、
当時父が心配して、占い師に家相とかいろいろ見てもらった時に、
そういう人と一緒にいると危険だから、
あまり車に同乗しない方がいいと言われたそうです。
by caveruna (2017-05-06 01:31)
☆Hide さま
そうですよね♪運が良いと思うことが大切です(^^)
☆kohtyanさま
元気で暮らしていることも運が良いと思います(^^)
根拠のない自信って好きな言葉です。
☆なんだかなぁ〜!! 横 濱男さま
運をつかっちゃいましたね。犬のウンとはツいちゃいましたね(;^ω^)
☆johncomebackさま
いいお話をありがとうございます。不運だと思っていたことも幸運に変わることもありますし、実際に好転するものですよね。
☆caverunaさま
運が悪いというか、貧乏神に取り憑かれているような人は確かにいますな。
励ましても、元気づけてもどんどんエネルギーを吸い取られるというか・・・。
by ワンモア (2017-05-06 03:28)