今回のウイングキットコレクションVol.11のBf109G-6と、タカラの世界の傑作機3のBf109K-4を比べてみます。
比較しやすいように、両機ともペイントを落とし、シルバーを吹いています。
左が今K型で、右が今回のG型ですね。管理人的には両機とも満足な仕上がりに思います。キットの分割部分が同じだったら、組み合わせて色々作れるのになぁとちょっと欲望が(笑)
方向舵と昇降舵の布張りのモールドはウイングキットコレクション(以下WKC)G型の方がはっきりと描かれていますね。(写真では右側)
個人的には好きなのですが実機の写真ではここまで綺麗には出ないので世界の傑作機(以下世傑)の方がリアルな表現になっていると思います。
WKCは、ここまでモールドを入れてくれるなら主翼の補助翼もいれてくれないと、片手落ちのように思います。世傑の方はしっかりといれてくれてますね。
また、WKCの下面ですが、ラジエターフラップと空気の調整扉のモールドがないです。これは自分で筋彫りするしかありません。 主翼に関しては手抜き?他のモールドが綺麗なだけに残念。
管理人が入手したキットですと、世傑の方が全体的に筋が浅い感じですね。K-4の主翼正面の大型主輪収納カバーのモールドは素敵です。
世傑では前から気になっていたコクピット部分ですが、透明部分にシルバーを吹いてみてはっきりとしましたが、上側にやや膨らみ過ぎているように思います。"エルラハウベ"風防の特徴かとも思いましたが、違う感じですね。
ここら辺は表現形態の違いなのでしょうか。1/144スケールに正確さを求めるのはちょっと酷かもしれません。決定版は1/72でファインモールドでも出ていますし。雰囲気はWKCの方が良く出ていると思いますが、 "エルラハウベ"の枠のカーブが違うのでここは修正したいところですね。
一番の不満はバルジとコクピット前面のモールドが埋まっているとこでしょうか。なんかもたっとした感じです。ここはちゃんと筋彫をいれるとシャープに決まると思うのですが。他がいいだけに残念ですね。
と、まあ、好きな機体だけに少し辛口になりましたが、ちょこっとした修正だけで、雰囲気抜群のBf109G-6が出来上がりますので、よくぞ製品化してくれました。
G型は、Bf109シリーズの中でも最大の生産機数ですが、その中でもG-6型は1万機以上も生産された、まさにBf109の顔でもあります。それだけに塗装バリエーションも豊富ですし、エースパイロットが愛用した機体でもありますので、色んな塗装を楽しみたいですね。
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