うちの近くのスーパーはどこにでも売っている300円の「航空ファンセレクト」です。
今度はFW190D-9が出ました。
なんか、箱を持った時の重さで、ジェット機か、レシプロ機かが分かるようになってきました(笑)。
個人的には、食玩で一番出来が素晴らしいとの評価の「零戦52型」を出したいのですが、持った感じが軽いBf109E、P-51B、Fw190D-9と4機中3機を出してしまいましたので、今度購入して零戦52型を当てるのは1/4の確率になります。ダブリは嫌なのでかなりリスキー・・・。
第44戦闘団とアドルフ・ガーランド
このFw190D-9は、エースパイロットを集めてMe262に乗せた、かの有名なJV44戦闘団の上空護衛部隊機です。サーカスのようなド派手な塗装の部隊ですね。
これは、地上の味方の対空砲火にやられないように識別を容易にする目的から塗装されています。
JV44戦闘団の創設ですが、1945年の3月ですから敗戦の2ヶ月前です。
創設者は、政争に巻き込まれて、戦闘機隊総監解任されたばかりのアドルフ・ガーランド中将。
ヒトラーの思惑に逆らい、「Me262は爆撃機よりも戦闘機として使用するべき」という信念を実証すべくMe262戦闘部隊を創設してしまいました。
人望のある元、エースパイロットですから、当時の優秀なパイロットたちに声をかけ、 最強の部隊をつくります。その部隊員の大半が騎士鉄十字章受章者だったため、騎士鉄十字章戦闘機隊とも呼ばれた凄い部隊になりました。「隊に所属することそのものが名誉」「鉄十字章が部隊章」とまで言われた最強部隊が誕生します。ガーランド自身も中将の身分でありながら、パイロットとして戦いに参加します。
JV44の「44」は、スペイン内戦の際に派遣された有名なコンドル軍団の第88戦闘大隊(JV88)の半分でも活躍できたらという願いを込められているそうです。
しかし、このMe262の最大の弱点は離着陸時の鈍足性。ここを狙われるとMe262もひとたまりもありません。連合軍パイロットも高速のMe262では勝てませんので、帰還するMe262を見つけては追尾し、着陸態勢に入ったところを攻撃する戦法を採ってきます。
Me262の弱点をカバーするFw190部隊
これを防ぐために低空低速での戦闘が得意なFw190D-9&D-11を飛行場の防空任務に当てます。これは「ヴェルガー中隊」(もず中隊〜Fw190の愛称)と言われ、胴体のスローガンがユニークな部隊です。
「服を売り払って天国へ!」(1号機)、
「国鉄の命により」(3号機)、
「新しい男、同じ女!」(4号機)、
「涙を振り切って彼は行く!」(13号機)、
などなどユニークなスローガンが目立ちますね。
今回の「航空ファンセレクト」のFw190D-9は3号機の「国鉄の命により」(Im Auftrage der Reichsbahn))のスローガンマーキングが入っている機体でヴァルデマール・ヴュブケ大尉機の乗機です。
彼は以前の任務で、鉄道路線防衛任務の機銃掃射が多かったので、その皮肉と言われています。
アンテナはどこかへ飛ばしてしまいました。 ピンセットは、部品を行方不明にする発射装置です・・・。
Fw190D型は、空冷エンジン搭載のFW190Aの空冷エンジン搭載型で、日本機とは逆で、空冷→液冷という流れなんですね。
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Fw-190D模型情報
Fw190D-9も1/144スケールから決定版の出来栄えのプラモデルが発売中です。プラッツから3種類ですが、通販ではどこも長期売れ切れが多いようです。リクエストを出すか、地元で探すしかないのかな。
JV44は下面の赤白のデカールがついていて、オススメですが貼るのが大変です。食玩はありがたいですね。
仲良くペアでも発売されています。こちらは1/72スケールでのコンボセット
1/72 飛行機シリーズ 01952 Me262 & Fw190D-9 “JV44コンボ” 中古価格 |
オススメの書籍
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好きな戦闘機の一つです。一部に水冷エンジンもあるなど多彩ですよね。
しかし期待下部の赤い塗装ははじめてみました。
by 楽しく生きよう (2013-11-14 20:40)
楽しく生きよう さま
派手な塗装ですよね。塗装の場合も赤白に塗り分けるのも大変で、デカールも全体に貼るのがやっかいなものです。
by onemore (2013-11-15 07:33)