九六式艦上戦闘機のリペイントが終わりました。ようやく完成。
元の機体は霞ヶ浦航空隊の濃緑色塗装のものです。一番安かったので落札ができました。
シークレットバージョンが入手できなかったので自分で製作することに。
あと飴色塗装がどうも粗い感じなので、これも自分で調合して塗装することにしました。
こんな感じで、どうも塗料の粒子が粗いようなのです。
とりあえず完成バージョンを。
尾翼と胴体のマーキングはアルプスプリンターの自作デカールです。
昔の飛行機って感じですね。
九六式艦戦のこのアングルが一番好きなのです。
僅かな逆ガルが丁寧な設計を感じます。
まるでレーサー機のような派手なマーキング。
青帯と赤帯、日の丸の一部は塗装で行いました。
堀越技師は密閉式風防も開発したのですが、
操縦士たちの反対意見で開放型風防になってしまいました。
胴体の報國マーキングは、「献納機」と呼ばれていて、
陸軍では愛国号、海軍では報国号の名前がついていました。
民間からの寄付により製造された機体です。
この番号を詳しく調べたサイトがあります。
→陸軍愛国号献納機調査報告(海軍もあり)
この機体は空母「蒼龍」の分隊長機で”報國-348 第一女教員號”ですね。
第一女教員って、女性教員の組合みたいなところが寄付したのでしょうか?
個人で献納した方もいたそうで、
納機には、基地にその方を招待して操縦士と記念写真を撮ることもしていたようです。
この当時の値段がいくらかだったのかが気になります。
【飴色塗装について】
零戦ではなんども議論されている「飴色塗装」ですが、塩害対策の防錆塗装の色を指します。
銀色塗装の上からニスを塗布していますが、ヤカンのアルマイト処理のような色になります。
この色の調合がかなり難しい。銀をベースに金色を入れたりしたのですが、なかなか思うような色になりませんでした。
最終的には Mr.カラーの銀+ゴールド+蛍光オレンジ(少量)+イエロー(少量)の配合で自分でお気に入りの飴色になりました。決め手はRLM04のイエローでした。
ほんの少し、ホントに少しだけ入れることで、黄味がかかり、アルマイトの感じが出てきました。
黎明期の飛行機というのもなかなか味があります。
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2014-05-16 11:29
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拙ブログへのコメントありがとうございます。
是非プライベートで松島にいらして下さい、
ご案内しますよ(笑)
by johncomeback (2014-05-16 20:09)
相変わらず素晴らしい出来栄えですね!
密閉式風防の96式、どんなものだったのか興味ありますね。
by ys_oota (2014-05-17 01:16)
★by johncomebackさま
仕事で素通りした悔しさ(笑)
プライベートで絶対行きたいところです。
★ys_ootaさま
ありがとうございます。
密閉式の九六式艦戦は2号2型(前期)という名称らしいです。
こちらの記事に画像がありますのでよろしければご覧ください。あまりカッコいいとは言えません(笑)
http://onemore01.blog.so-net.ne.jp/2013-08-07
by ワンモア (2014-05-17 08:27)