ベルリンの黒騎士をつくる(Me262)〜その4 デカールの印刷手順を紹介
長年、本格的にアルプスプリンターを使っていなかったせいか、勘を忘れていましたが、なんとか思い通りのものができましたので、その手順を忘備録もかねて記載しておくことに。
こちらが完成したデカールです。Fw190D-9&Me262の2機分です。
この版下は以下のようになります。
結局レイヤーは7枚になりました。ということは、7回の重ね印刷です。用紙が行ったり来たりを7回繰り返すという訳です。
時間もかかるし、ガーガーとかなりうるさいです。夜中にやる作業ではないですね^^;
印刷順序ですが、まずホワイトを下地にします。
次にCMYK(2400dip)をなるべくドットが出ないように2400dpiで細かく印刷
そしてその上にマゼンダを重ねます。こうすることで、ドットを目立たなくさせます。
マゼンダやシアンの色は重ねることで段々色が濃くなります。
そして、さらにイエロー。
そして文字の色などのブラックを印刷。
特殊カラーの金色を印刷。Me262のドクロは金色だそうです。
そして最後に ホワイトをもう一度
何回も重ね印刷をする作業中に細かいラインがかすれて途切れることが判明しましたので、最後にもう一度、露出するホワイト部分を印刷という手順に落ち着きました。
このやり方がきまるまで、10回以上は試行錯誤です。
また、シアンやマゼンダなどは、2回重ねることで色が濃くなります。テスト印刷をなんども繰り返し納得する発色がでるまで試行錯誤を繰り返します。
失敗したデカールは、ジッポーのオイルやタミヤのエナメル溶剤で拭き取り、再生が可能です。
やっているうちに段々思い出してきました。この作業が大変だから製作が中座したんだっけ(笑)。
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こりゃ大変、僕には絶対無理ですね(*´∇`*)
by johncomeback (2015-02-26 15:52)
ダブりの片方は しっかりとキャンセルします(笑)
by タイド☆マン (2015-02-26 20:49)