5月に発売予定のエフトイズ「双発機コレクション4」のリストルボーファイターについて調べてみました。
海上での戦いという恵まれた環境の機体
ずんぐりむっくりしたどことなく愛嬌のある感じがしますボーファイター。戦闘機というよりは爆撃機っぽいスタイルですが、それもそのはず、このボーファイターは、ブルストルボーフォートという雷撃機の機体の流れを引き継いでいるのです。
尾翼や外翼、降着装置などはボーフォートと共通しているため、設計期間も短く生産転換も容易ということが評価されました。
図面を新たに起すと、その部品を製作するための治具の図面もつくることになるのですが、共通の部品を流用できるとなればその手間が省けます。これは時間短縮のかなりのメリット。
このボーファイターは長距離昼間戦闘機として開発されましたのですが性能不足が最初から分かっていましたので夜間戦闘機、戦闘雷撃機に転用されその運用が的中、終戦まで活躍しました。
雷撃機の場合、戦いの相手は戦闘機や重武装の爆撃機と違い、海上の艦船になります。大きな魚雷を1本積んで一撃必殺の任務を担うためには、被弾した時のエンジンの信頼性(単発より双発)や低空での安定性など、双発機体にはうってつけの任務であったと思います。
格闘性能の高い単発戦闘機と戦わなければいけなかったBf110や、高々度でアップアップなのに重火器の銃火に晒される他の双発戦闘機たちに比べれば、恵まれた仕事場であったといえましょう。
対艦攻撃機としてのボーファイターは、索敵、機銃掃射、爆撃、雷撃など艦船攻撃の複数の任務をたった1機種でまかなえることができたので、大変重宝がられました。生産数は6,000機近くにもなります。
名戦闘機の条件はそのポテンシャルな性能だけでなく、与えられた任務に適した機体であるかということも重要な条件であった良い例だと思います。
【主な派生型】
Mk.I 初期生産型
Mk.IF 戦闘機型の総称
Mk.VI(6) 1,600馬力搭載 VIFは戦闘機型/VICが雷撃型
MK.X(10) 1,735馬力搭載 TF.MKXが戦闘機型/MK.XCが雷撃機型
→エフトイズ・双発機コレクション4が発売!
→川崎双発機の原点。九九式双発軽爆撃機
→活躍の場に恵まれた幸運機、ブリストル・ボーファイター
→双発戦闘機たちの物語(全3回)
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いつかはプラモデル作りたい一機です。
by 楽しく生きよう (2015-03-23 17:18)
実は双発機の隠れファンだったりして*\(^o^)/*
コメありがとうございました。
あのユンカースが、1番航空機の計器に似てますね!
by 駅員3 (2015-03-24 13:19)
★ 楽しく生きようさま
ボーファイター、ジワジワ来るものがあります(笑)。
好きになってきたかも^^
★ 駅員3さま
少年時代は単発戦闘機オンリーだったのですが、
段々と双発機に惹かれてくる自分が降ります^^
空を飛ぶカタチは何でも良いですね♪
by ワンモア (2015-03-24 19:50)