アメリカの次期練習機(T-X)の開発ですが、現在使われているT-38のメーカー、ノースロップ・グラマン社も新機体を出してきましたね。
ノースロップって機首は細長くて尖っているデザインのイメージがあるのですが、この機体もその流れを引き継いでいるようです。ちょっとF-5フリーダムファイターに似ていますね。
現在、次期練習機開発に参入している会社をざっと並べると
・ロッキード&KAI(韓国)のT-50A案
・ボーイング&のサーブ(スウェーデン)のT-X案(新規開発)
・ジェネラル・ダイナミクス&アレーニア・アエルマッキ(イタリア)のM346/T-100案
・BAE(イギリス)のHawk Mk.128/Hawk T2案
・テキストロンのスコーピオン案
・ノースロップ・グラマンのT-X(新規開発)
と、これだけの会社が参入してくることになります。アメリカの練習機市場は1,000機以上もの莫大な市場なので、採用されると大きな利益がもたらされますからどこも熱心になることでしょう。
それだけに練習機としてはスペックオーバーで高額なT-50はコンペにはかなり不利なので、ロッキード社は韓国と手を切って単独で開発するという噂も(;^ω^)
現在使われているT-38は改修して2029年まで使用し続けるということですが、採用が決まれば交代は早くなりそうです。
さて、現在T-38の製造メーカーであるノースロップ・グラマン社ですが、システムや運動性を引き継ぐ感じで開発できるので他社に比べると一歩リードしているかも知れません。
そもそも、T-38タロンは、F-5フリーダムファイター軽量戦闘機から開発されています。開発当時はアメリカの戦闘機は巨大化、高速化のブームでしたが、あえてその波に逆らい、「コンパクトで軽量小型、安い」をコンセプトに開発された戦闘機です。
ですので、当時のアメリカ本国ではまったく見向きもされませんでしたが、ヨーロッパを中心とした西側陣営には好評をもって迎え入れれています。
少しだけ高性能化したF-5C、大幅に高性能化したF-5EタイガーⅡなど実に2,600機を超える大ヒット作になり、ほとんどが外国へ供給されました。
アメリカ製の超音速戦闘機の輸出数としては、堂々の歴代1位です。1959年に初飛行して以来、未だ現役で飛んでいます。
これだけの高性能機だったのですが、アメリカ本国ではF-5は使われず、その代りにF-5を練習機として開発されたT-38が活躍することになりました。この機体も1,000機以上も生産されています。
このような優秀な機体の遺伝子を引き継ぐ、ノースロップ・グラマンのF-X、そのコンセプトと性能に大いに期待ができそうですね。
<今日の一枚>
メイン料理の付け合せについてくるバターコーン(コーンバター?)。メインで思い切り食べたくなったので、缶詰を買ってきてニトスキで炒めて食べました。バターで炒めて、少しの砂糖とお塩にしょうゆ回して、更に上からもバター。いとうまし(^^)
<関連記事>
→アメリカの次期練習機(T-X)事情。T-38の後継機は?ATPコンペティションの行方
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コンパクトで軽量小型、安いをコンセプトに開発された戦闘機を1機頂きましょうか! ん?倉庫が無いからダメか〜
コーンバターで了解>< ビール飲めたら最高ですが。
by Hide (2016-09-21 17:04)
拙ブログへのお祝いコメントありがとうございます。
コーンとバターは最強のコンビですね(^^)
by johncomeback (2016-09-21 20:37)
★Hideさま
ビールと相性が良いですよね(^^)
★johncomebackさま
いつも物足りなかったので、思い切り作ってみました(笑)
by ワンモア (2016-09-22 19:47)
コーンバターとかボクの中でランキング2位ですよ(*´д`*)
1位は塩ゆで落花生(ダントツ)
3位は枝豆(生から茹で上げたやつ)
よく考えると豆とか種子ばっかりw
by ちょいのり (2016-09-23 03:09)