出典:Airline.net
ニュースで米太平洋空軍司令官が空軍のCV22オスプレイの配備先として米軍横田基地を明示したそうですね。
日本政府内では「寝耳に水」(高官)との戸惑いが広がったそうですが、流れ的にはいいんじゃないでしょうか。米軍の本音としてはできるだけ多くの拠点を確保しておいて多様な事態に備えたいでしょうし。ただ、戸惑いを見せるのはあまり良くないと思います。「オスプレイが本当に危険ではないのか」というメッセージを与えてしまう可能性があります。
ただ、配備されるとするオスプレイは今までのMV-22ではなく、CV-22の方になりそうですね。CV-22は特殊作戦型で、戦闘地域で特殊部隊を投入・回収することを任務とした難易度の高い訓練を行いますから、事故率もMV-22より高くなります。
このCV-22Bに乗り込むとしたら嘉手納基地所属の空軍特殊部隊になるそうです。この部隊は東日本大震災の際に航空自衛隊の松島基地に強行着陸し、仙台空港の復旧に大きく貢献したことで有名な部隊ですね。その際には本当にありがとうございました。できれば震災の時に配備が間に合っていれば、反対派へのカウンターにもなったのに(笑)。
MV-22BとCV-22Bは機体の9割が同じ部品ですが、赤外線暗視カメラも備えています。ノーズの外見が異なります(下画像2枚)
出典:Airline.net
「聞いていないよ」と 菅官房長官はコメントしていますが、そこは対外的には「沖縄だけに負担をさせる訳にはいけませんので」と言えばよかったのではないでしょうか(笑)。あとで米軍にはしっかりと文句を言えばいいことです。
オスプレイは、有事や災害時に特殊部隊の作戦・展開能力は高まりますからいいことです。ていうか、今使われているCH-64やCH-53って40年以上も使われていて、こっちの方が旧式で事故率も実際はこっちの方が高いので怖いです。実際に事故を起こしています。操縦士たちのためにも新しいのにして欲しいですね。新型になるに従い、技術の進歩で事故率は現実に下がってきているのですから・・。
オスプレイばかり騒ぎ立てて報道するわりには、より事故率の高い他の機種について問題視する声が聞こえてこないというのも不思議な話です。「飛行機は全部危ないから訓練もなにからすべて止めよ」というなら理屈が通ってわかります。
オスプレイが導入されて一番嫌がるところってどこなのでしょう?自ずと答えが出てきそうですね。そうすると、オスプレイは確かにどこかの国にとっては危険です。行動範囲も広いし、なにかと話題の尖閣諸島にも十分に届きますから。
V-22オスプレイの派生型
MV-22B アメリカ海兵隊向けの輸送型。CH-46やCH-53の後継機とされ、揚陸強襲、地上作戦活動の維持、自軍の自己展開に用いられる。360機が装備される予定。
HV-22B アメリカ海軍向けの戦闘捜索救難型(救難機)であり、戦闘捜索・救難、艦隊兵站支援、特殊作戦に用いられる。48機が装備される予定。
CV-22B アメリカ空軍向けの特殊作戦型。MH-53Jの後継とされ、長距離特殊戦活動、不測事態作戦、脱出および海洋特殊作戦に用いられる。53機が装備される予定。
EV-22 イギリス海軍が提案・研究している早期警戒機。現在、インド海軍が導入を検討している。
先日、1/72スケールでハセガワから国内配備のオスプレイのプラモデルが発売になりました。売れ行き好調のようです。ホビーサーチさんのサイトでは、中身の組み立て説明図からランナーパーツ構成、デカールまで細かく見ることができます。沢山の画像が掲載されているので、昔、プラモデル屋さんで箱を開けながらワクワクして見ていた感覚で楽しいです。
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