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「ユンカースJu52」の派生型

 ユンカースJu52の記事の続きになります。兵士たちから親しまれていたタンテ=おばさんのニックネームをもつ ユンカースJu52ですが、戦争が始まると、その機体に機銃を搭載し軍用機として姿を変えることになります。

  落下傘部隊、爆撃機、兵員輸送機、そしてフロートをつけた水上機、機雷掃海任務、そしてヒトラー総統専用機はじめ、ゲーリング元帥の個人所有機まで様々な場面に使われます。

ユンカース Ju-52 マインスイーパー

 異色なのはこれ。胴体下部に直径14mもの巨大なジュラルミン・リングを装備した磁気機雷掃海任務機。通称「マインスウィーパー」。巨大なジュラルミン・リング に電流を流し、機体周りに磁場を発生させながら、機雷敷設海域の上空50mを飛行することで機雷を除去(爆破)したとのこと。こういう任務は低速飛行ができる機体は便利だと思います。

Cap 499.jpg

 

ユンカース Ju 52/3M 水上機http://www.1999.co.jp/10137693

 Cap 498.jpg

 こちらは水上機仕様のフロート付きタンテです。ただでさえ遅いのにフロートまでつけたら鈍足になりますね。乗降用のハシゴもそのまま付けているところが無骨でドイツ機らしいと思います。

 

ヒトラー総統専用機 「インメルマンII」 1935年 D-2600

Cap 500.jpg

http://www.1999.co.jp/10172890

 こういうモデルまであるのですね。 「インメルマンI」もJu52でしたが、1939年からはより高性能なFW200が、インメルマンⅢとして使われています。パイロットは最後まで総統に付き添ったです。

 主翼のエンジンの後ろが黒く塗装されているのは排気の汚れを目立たたくするためでしょうか。

 ちなみに、このインメルマンというネームは第一次世界大戦のエースでインメルマンターンという空戦起動を生み出したことで有名なマックス・インメルマンという人の名前から来ています。空中戦では、インメルマン・ターンのほうが、旋回終了時の高度が高いうえに、相手が旋回中に水平安定状態になるので優位なポジションにつけることができます。ラジコン操縦でもけっこう難易度が高いみたいです。

こんなターン

 800px-Immelmann_turn.svg.png

 

どれも在庫切れのお店ばかりですが、ホビーサーチさんで取り寄せリクエストできます。

→1/72イタレリ/ユンカース Ju-52 マインスイーパー

1/72 エアフィックス/ユンカース Ju 52/3M 水上機

→1/144 ホビーマスターダイキャストモデル/Ju-52 インメルマンII(完成品)

いろんなJu52をつくってみるのも楽しそうですね。


なんとユンカースモデルの腕時計もありました。
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