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SWEETの零戦52型の甲乙丙を調べてみた。その2

 前回の続きでその2です。甲乙丙の違いをSWEETの模型情報から見ていきます。ちなみに”甲乙丙”って呼び方、最近みないですよね。戦前の教育では、”甲乙丙丁”の四段階で評価されていたので「甲乙つけがたい」なんて言葉もありますが、いずれ死語になっていくのでしょうか。

 全部でとあり十二支と合わせて干支(「かんし」または「えと」)といい、の表示などに用いられるものだそうです。
 閑話休題。

さて、SWEETの組み立て説明図からその違いをみていきます。

零戦52(A6M5)/52甲型(A6M5a)
 
52型と52型甲の違いは、20mm機銃の違いなのですが、翼下面のバルジの有無から、うれしいことに翼が選択できるようになっています。キットでは金属製の増槽(落下式タンク)と木製の増槽がついており、どちらかを付けるようになっています。

Zero52_甲.jpg



零戦
52乙型(A6M5b)

 52乙型はSWEET製の場合は胴体の右を52型丙、左を甲型に。そして翼は52型の甲を組わせて乙型になります(ややこしい・・・)。それ以外には、爆戦型と銘打って両翼に木製の落下タンク装備型となっています。この落下タンクは統一型2型と言われ、隼や飛燕が使用していたタンクと同じものらしいです。普段見ている零戦とはイメージが違うのでいいかもです。

Zero52_乙.jpg


零戦52丙型(A6M5c)
 機銃が4門もあり、外見的にも見分けがつきやすい5
2丙型は、一番外側に13.2mm機銃が2門追加されています。キットでは”3号空対空爆弾”が4つ付いていますね。

Zero52_丙.jpg


 こんな感じで、外形上はほとんど差がない零戦52型をうまく表現していると思います。

 さて、SWEETからは52型/52型甲型は以下の4種が発売中です。上の2つは2機入り(1,260円)で下の2つが1機入り(定価1,050円)です。どう考えても2機入りの方がお買い得なんですけど。

零戦52甲型.jpg
 
 52乙型は甲型と丙型の間に埋もれている感じで、模型全体的にもそう種類もないようです。SWEETでは爆戦型という非常に珍しいタイプで発売。しかも値段が2,000円で1機分だけです。
これは組みわせて製作するからで、またレジン製の落下式タンクがついているため高いみたいです。

sh 56.jpg
Zero52_乙タンク.jpg
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
最後の52丙型は、2機入り(1,260円)と1機入り(定価1,050円)ですね。
アマゾンではなんと2機入りのものが1機入りより安く販売されています。超お買い得。しかも送料無料です。早い者勝ちかもしれません。

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sh 68.jpg


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 キットの購入ですが、AmazonでSWEETが発売元ですと送料無料で一番オトクですが、無いことも多いですので、その場合は送料500円均一の「あみあみ」さんがお買い得のようです。


「永遠のゼロ」でも語られていましたが、初期の頃の栄光に彩られた零戦は21型で、華々しいカラーリングが魅力ですが、52型は特攻機にも使用されたり、未熟なパイロットが乗ったりしたので華々しい活躍は21型ほどできませんでした。武装の違いのバリエーションにも当時の日本の苦労が忍ばれます。 
 そんな悲哀のこもった52型ですが管理人は大好きな機体のひとつです。

さて、間もなく、「52型/52型甲」と「52型丙」の実際のキットを購入したのでレビューを書きます。4機分なのでしばらくは楽しめそう。

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タグ:sweet 零戦52型
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