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九九式双発軽爆撃機を改造リペイントする〜その5

九九式双発軽爆撃機_689.jpg
カリカリと削る根気のいる作業

 作業が中断していたエフトイズ双発機コレクション4の「九九式双発軽爆撃機」のリペイント作業の続きです。今回はその5回目。

◆帯や識別色の塗装
 
前縁の橙黄色と白帯塗装を。これは隠蔽力の強いガイアカラーを使います。値段は張りますが、一発で塗装できるスグレモノ。

九九式双発軽爆撃機_652.jpg


◆ハゲチョロの再現


 リアル感を出すためにハゲチョロという手法があります。要は使いこなした機体の塗装がちょろちょろと剥げてきているから”ハゲチョロ”(笑)。

 この再現方法は各モデラーさんが様々に工夫を凝らし紹介していますが、今回はオーソドックスな手法で行きます。
 下地にシルバーを吹いていますので、その上から半ツヤもしくはつや消しの塗装をして、爪楊枝やピンセットでカリカリと塗装を剥がしていきます。本当は水性カラーの方がはがしやすいのですが、今回はこれで行きます。

九九式双発軽爆撃機_625.jpg

九九式双発軽爆撃機_6899.jpg
バラバラだとスクラップな感じですね。
九九式双発軽爆撃機_6366.jpg

 密着が良すぎると剥がれにくいのですが、今回はかなり薄く塗装していますので、剥がしやすいです。また表面の細かいキズを#2000の耐水ペーパーでこすって再現。
 やり過ぎた場合は、上から上面色を薄く吹いてやり直し。
 1/144スケールは小さくて難しいのです。


◆退色の表現

 上面のハゲチョロを行うと日の丸デカールが鮮やか過ぎて浮いている感じに(笑)。日の丸だけ剥げていないのもおかしいですし、色度も高いので、退色表現をしてみます。
 赤に灰緑色を混ぜて彩度を落としてさっと軽く吹いておきます。
 周りと馴染んだ感じが出せればOK。ホントはここも塗装が望ましいのかもしれませんね。

九九式双発軽爆撃機_645.jpg


こちらが、ハゲチョロの前の状態。どうでしょうか。

九九軽爆6_02.jpg

今回のイメージは下の箱絵の感じです。綺麗に汚すというのは矛盾しているようで、なかなか難しい作業でした。

Cap 234.jpg

九九式双発軽爆撃機_678.jpg
こちらが従来のラインナップ。リアル感が増した機体が加わりました^^
 
99双発.jpg

このラインナップに今回の塗装機が加わるので新鮮かと思います。陸軍機はやっぱりこっちの濃緑色が似合うような気が。
しかも、主力のダイブブレーキ装備のⅡ型乙型ですからね。ふっふっふ。

さていよいよ完成間近です。自作デカール貼りとアンテナ貼りは次回で。

この機体の大まかな内容はこちらの記事もご覧ください。


 
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コメント 3

johncomeback

確かにグッとリアル感が増しましたね(^^)ニコ
by johncomeback (2015-06-26 13:26) 

タイド☆マン

航空燃料のオクタン価も そうですが
塗料の質も良くなかったので よく剥げたそうですね★
by タイド☆マン (2015-06-27 03:44) 

ワンモア

★ johncomeback さま
 いつもありがとうございます^^
 でも綺麗に塗装するより難しいのです^^;

★タイド☆マンさま
 そういえば、日本機ってみんなボロボロですよね。
by ワンモア (2015-06-30 10:25) 

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