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41年続いた小池繁夫氏の「SUBARU世界の名機カレンダー」2016年で終了

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◆SUBARU世界の名機カレンダー2016年でなんと最後!!

 前回の記事をもう少し続けさせていただきます。
 41年もの長きに渡って続いていた世界の名機カレンダーが2016年で最後との悲しいお知らせ。
終了の理由は「作画を担当する小池繁夫氏の都合により」とのこと。小池氏は1947年生まれなので今年で70歳になります。うーん、お年なのかな。寂しいな。

 小池繁夫さんといえば、模型少年だった人は一度は目にしたと思います。ハセガワなどのボックスアートの方。海外のモデラーさんでもファンが多いのです。
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とか、こんなのとか。
小池繁夫_02.jpg
現在は飛行機 1/32 飛行機 Stシリーズに多いですね。
自分は1970年代の初期の頃のタッチも好き。
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この箱絵を見ると、当時のワクワク感を今でも思い出しますね。 

 中身よりも箱絵のカッコよさ、美しさに感動して買ってしまった方もいるみたいで、自分もその一人なのです。
 想像力を掻き立てられる箱絵は、これからどう製作していこうかとワクワクするものがありました。箱絵の飛行機が自分の手で出来上がっていく。これは少年・学生時代にとっては何よりにも代えがたいものでしたね。
Fw190小池繁夫.jpg
 でも、ハセガワの箱絵が有名になるよりも先に声をかけたのは富士重工だそうで、『翼』という雑誌のピンナップをみた担当者がカレンダーの依頼をしたそうです。それからまさか41年も続くとは、すごいですね。


 小池氏のコメントを見ると、
「富士重工のカレンダーを描くときは、飛行機を描いているつもりはありません。周りの大気や背景を描き、そういったものを通じて、飛行機の性格を表現しています。」とのこと。同時に「私はイラストレーターであり、画家ではありません」とも語っています。
「描きたいのは、飛行機だけではなく、それを包む大気、気配なんです」

http://www.ne.jp/asahi/airplane/museum/images/koike.html 


 うーん、
画家ではなくイラストレーターなのかぁ。なんか奥深い言葉だと思います。飛行機だけを描くのではなく、背景まで入ってひとつの完成形なのですね。
 空を飛んだり、飛行機の窓から空を見ると、広大な空間に「空気」が詰まっていると思うのです。空間だから何もないのではなく、空間自体が確かな存在そのものなんですよね。
 大気を通じて周囲全体を光に包まれながら飛んでいる飛行機を上手く表現しているなぁと思うのです。
TW004-05 copy.jpg
この光のコントラストなんか最高です

 マニアックな機体も多いのですが、1900年代初頭だと、カラー写真なく、図面も怪しいものが多い時代のもあります。そういう機体を描くために徹底した情報集めを行うそうで。でも、それに加えての創造力が凄いと思うのです。ですので、見ていても飽きません。

 この飛行機はどのような性格なのか。どういう空を飛んでいたのだろうか。飛行機に対するディテールの正確さだけではない、限りない愛着を感じるイラストなのです。


 今までの作品は、富士重工のカレンダーとハセガワのパッケージのイラストをまとめた作品集『フライオーバー』『フライングカラーズ』『 フライングカラーズ 2』 『フライングカラーズ 3』として刊行されています。

フライング・カラーズ―小池繁夫航空イラストレーション作品集

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◆最後のカレンダーの中身は?

さて、最後になる2016年カレンダーですが、最後に登場する飛行機たちはこちら。

表紙     日本 四式戦闘機「疾風」(新作)

1-2月     アメリカ フォード5ATトライモーター旅客機
3-4月     イギリス スーパーマリン スピットファイヤーMk.VIII戦闘機
5-6月     アメリカ カーチスNC-4飛行艇
7-8月     ドイツ アラドAr196A水上偵察機
9-10月     フランス カムス53旅客飛行艇
11-12月    日本 中島飛行機特集(9機)

 水上機が毎回入っているのは海が描けるので、夏向けに涼しさを感じてもらいたいからなのかなと勝手に想像。
 最後なので、中島飛行機が9機登場です。これはプレミアムがつくなぁ^^; カレンダーは、壁掛け版(1,250円)と卓上板(950円)の2種類。

なんと500名の人にプレゼント中ですよ(お一人一回限り 11/20まで)。


オンラインショップでも購入可能です。外れたら申し込みもOK

 

→小池繁夫ギャラリー アートプリントや原画を購入することもできます。

→CLASSICAL AEROPLANES 小池繁夫氏の飛行機の魅力が満載!

  さて、そんな小池氏の描く飛行機たちをカレンダーとして毎年提供してくださったスバルの名機カレンダー、2017年からはどうなるんでしょうか(´・ω・`)
 寂しいですが、車のカレンダーも見てみたいな。SUBARU360とか。写真は嫌です。車の世界では小池氏のような著名なデザイナーさんはいるのでしょうか。

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コメント 7

アニ

あーこの絵見たことがあります。
なるほど小池繁夫さんという方の絵だったんですねー

by アニ (2015-11-04 17:50) 

desidesi

プラモの箱絵って重要な要素ですよね〜♪
芸術作品は、わかる人にわかってもらえればいいけど、
商業イラストは、少しでも多くの人に魅力を伝えないと意味ないからね。
小池繁夫さんの絵は、子供のころから私もずっと見て来たんだろうなぁ。
今まで続けて来られたというだけでも尊敬に値します。
アートも好きだけど、こういうイラストも好きです。
作品集観たいな〜♪ (๑◔‿◔๑)
by desidesi (2015-11-04 18:25) 

ワンモア

★アニ さま
 模型を手にしたことのある方は一度は目にしたことがあると思います^^
 高荷義之氏の濃い目の迫力あるボックスアートも好きなのですが、空モノはやっぱり小池さん^^
 
★desidesiさま
 紹介したサイトでも沢山の小池繁夫氏の作品を目にすることができます。今度の一人祭りは小池繁夫氏の作品を堪能するというのもいいなぁ。
 
by ワンモア (2015-11-04 18:59) 

タイド☆マン

赤ちゃん用のマスクなんて とても異様ですよ★
by タイド☆マン (2015-11-04 19:57) 

駅員3

カレンダー、本当に残念ですね。
早速申し込みさせていただきました。
当たるといいなぁ(^^)
by 駅員3 (2015-11-05 07:38) 

johncomeback

SUBARU世界の名機カレンダー、卓上型応募しました。
長く続けて欲しいってコメントしましたよ(^^)ニコ
by johncomeback (2015-11-05 09:27) 

ワンモア

★タイド☆マン さま
 ガスマスク、赤ちゃん用まであるんですか・・・。
 恐ろしすぎますっ゚д゚)っ

★駅員3さま
 申し込みの参加、ありがとうございます。
 って私がお礼を言うのも何ですが(笑)
 終了ということで反響が大きいことが伝わるといいなぁ。

★johncomebackさま
>長く続けて欲しいってコメントしましたよ(^^)ニコ
ありがとうございます!
 過去のリメイク版で出してくれないかなぁ。


by ワンモア (2015-11-05 11:29) 

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