フランカーはあまり異論が出ないのですが、第二次大戦機の話になると、流線の美しい零戦だの、スピットファイアだの、いや機能美のスツーカだの、逆ガル翼の流星だのコルセアだのと収集がつかなくなります。
しかし、飛行艇でも異論が出ないのがこの飛行艇、ドルニエDo26。
ドルニエ社といえば、飛行艇で定評のある会社なのですが、ルフトハンザ航空の大西洋横断郵便機として開発されました。乗員4名と貨物500kgを搭載できます。
主翼のガルウイングや完全引き込みができる薄型の安定フロートが特徴的ですね。
一見双発機のように見えますが、前後にエンジンを搭載したスタイルの四発機なのです。
これは空気抵抗の削減を図った設計で、後にこのノウハウを活かした異色の串刺し型戦闘機、ドルニエDo335を開発しました。
生産数はわずか6機ほどで、ルフトハンザ航空が発注した3機のうち2機は第二次大戦開戦前に就役し、南大西洋を18回ほど往復しましたが、戦争が始まると全機がドイツ空軍に徴発されノルウェーの兵員輸送や沿岸哨戒任務などに使用されました。
さて、このドルニエDo26。日本海軍でもこの機体を参考にして飛行艇の開発をした歴史があります。”12試特殊飛行艇”と言われているのですが、日本とハワイの無着陸往復偵察飛行が目的でした。
この当時、アメリカとの参戦が起こる可能性があることからハワイ諸島の偵察ができる飛行艇が求められていたのです。その往路はなんと9,260km。
1機が試作機として完成したのですが、航続距離を求めるあまり軽量が祟り、構造が脆弱になり、計画が中止されました。
本機の開発は当時極秘扱いだったため、詳しいデータや図面は一切残っていないとのことですが、このドルニエDo26を参考にしたということですから、機体フォルムがなんとなく推測できそうですね。
採用になったら、最も美しい飛行艇の称号は日本になったかもしれません。
でも、個人的には日本の二式大艇、戦後はUS-2が一番美しいと思います(`・ω・´)キリッ 皆さんはいかがですか。
<関連記事>
→最も美しい戦闘機 フランカーSu-35
<おまけの話>
長いお付き合いの友人の会社のお手伝いに行くことになりました。いわば派遣社員です(^^)。自分の仕事もありますので、週末や週初めは戻りますが、土日の休みは無くなりそうです。
違った分野の仕事をするのは楽しいので気分転換にもなりますし、リタイアした時の視点も考える機会になりますので、自分自身も勉強のつもりで頑張ります。
ということで、模型工作やエッセイなどのヒコーキ成分はしばらくは足りなくなりそうですが、温かい目で見てくださいませ。むしろ、ストレス溜まってヒコーキ成分が欲しくてバンバン記事更新したりして(笑)
まあ、赴任先の会社でもソネブロやっておりますので、私も参入させてもらいます(^^)。ブログは考えていることの整理や忘備録としてもイイですしね。
この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。
体に気をつけて頑張ってくださいね^_^
by caveruna (2017-03-01 18:47)
自分には無理です^^;余りにも土日といえども用事が多すぎる・・・(^^ゞ
疲れを抜く暇は作ってくださいね、無理せずに。
by kinkin (2017-03-01 19:16)
>ブログは考えていることの整理や忘備録としてもイイですしね。
同感です。特に僕は記憶力の衰えが激しいので備忘録としての
役割が大きいです。半年前の自分の記事が新鮮だったりします。
by johncomeback (2017-03-01 20:04)
むしろ東京に居ることが多いならオフ会とかなんかも検討とかいかがでしょうかね^^
by ちょいのり (2017-03-02 01:17)
★caverunaさま
ありがとうございます。結構自由なので楽しんでます(^^)
★kinkinさま
ブラタモリのようなことも出来るので楽しんでおります(笑)
★johncomebackさま
ちょうど一年前は何してたかななんて時には良いですよね(^^)
★ちょいのりさま
そうかぁ。でも夜は、こちらで楽しいお付き合いがあるので、どうだろう(笑)
by ワンモア (2017-03-02 11:02)
記事をさかのぼって拝見しております。
なるほど、そういうことなんですね(^^)
僕は九七式が一番好きかなぁ。
その次がカタリナ。そして2式にPS1と続きます(^^)
川西頑張れ(^o^)/
by 駅員3 (2017-03-05 08:52)
★駅員3さま
こんにちは。流石良いところをついてきますね〜。小魚を連想させるスリムなボディに高翼式の主翼、カッコイイですよね(^^)。
飛行艇ってカッコイイデザインが多いですよね。
by ワンモア (2017-03-05 15:28)